pen BOOKS<br> そして怪物たちは旅立った。―時代を創った100人への手紙

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そして怪物たちは旅立った。―時代を創った100人への手紙

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484192116
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

開高健、柴田錬三郎から薫陶を受け、80年代には編集長として鋭い嗅覚で時代を切り取り、「週刊プレイボーイ」を100万部にまで育て上げた島地勝彦が、リスペクトする歴史人物たちへ宛てた100通の弔辞。
登場する人物は、アル・カポネからチャーチル、カエサル、シャネル、ヒトラー、ゴッホ、吉田茂、ジョブズなど、偉人、賢人、奇人に悪党まで。
クスリと笑えるエピソードや男のロマンを感じさせる武勇伝を語るユーモアに富んだシマジ節が心地よい一冊。

内容説明

歴史上の偉人・賢人、そして悪党まで、その人のなかに棲む“怪物性”を抉り出す―。

目次

アル・カポネは善人ではないが、それほど悪人でもない。
大宰相・チャーチルの真骨頂は、歴史をも動かす強運である。
藤田嗣治は狂人だったが、努力の画家でもあった。
ペスト患者の頬にもキスをした、人たらしナポレオンの人望。
ユリウス・カエサルに学んだ、稀代のモテ男の7箇条。
“まっさん”こと竹鶴政孝は、燃えるような情熱の男だった。
南極に散ったスコット大佐は、負けてもなお英雄である。
アレクサンドロス大王が、もしも日本まで来ていたら。
ジョージ4世の浪費こそが、英国の文化をつくった。
退屈を捨てたチェ・ゲバラは、女も男も惚れる男であった。〔ほか〕

著者等紹介

島地勝彦[シマジカツヒコ]
1941年、東京・奥沢に生まれる。4歳で岩手県一関市に疎開し、一関第一高等学校を卒業。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」に配属され、1983年に同誌編集長に就任、100万部雑誌に育て上げる。その後「PLAYBOY 日本版」「Bart」の編集長を歴任し、取締役を経て、集英社インターナショナルの代表取締役に。2008年に退任後、エッセイスト&バーマンに転向する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

218
人はだれしも心に”怪物”が棲んでいる。古今東西の偉人、悪党100人に潜む怪物性をあぶりだし、その人物の葬式に出席した気になって弔辞を読む。この企画、面白くないはずはない! しかも、全て3ページで完結しているから、中身はギュッと凝縮。「借金大王」の野口英世が千円札になった皮肉。会った瞬間、「君もドモリなんだね。わたしも子供のころはひどかった」と、看破した田中角栄…。毎晩、就寝前に2~3人づつ読むつもりが、ハマってしまって一気読み!2020/05/29

hirokikojima0721

10
島地勝彦さんが日本や世界の怪物100人に弔辞の様な文体で語る本。まさに人生は冗談の連続で、そのいずれの偉人達にも当てはまるであろう強運や時には失敗のエピソードなども楽しめる。本当に寝る前か、ウイスキーでも嗜みながら拝読しました。2020/08/19

taka

5
著者から偉人たちへのメッセージ。功績も書いているのだが紙面が少ない為に少し物足りない。興味を持ったのは後藤新平で別途小説を読んだが凄すぎる。著者もあとがきで後藤新平が卓越した怪物だと記しているのもうなずける。2019/08/25

モモンガ

2
特徴のある先人たちへの手紙。先人たちが残した言葉がおもしろいですね。2019/08/22

みねお

2
島地勝彦さんが雑誌「pen」で連載していたエッセイの単行本化。氏が敬愛する人物100人への思いを「弔辞」という形で綴ったもの。発売日に新宿伊勢丹メンズ館「サロンドシマジ」を訪、頂いたサインには「あなたの内なる”怪物”はお元気ですか」とある。人間誰しも何かしらその人なりの特長があり、それを大事にしろということだと思う。2019/04/09

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