出版社内容情報
開高健、柴田錬三郎から薫陶を受け、80年代には編集長として鋭い嗅覚で時代を切り取り、「週刊プレイボーイ」を100万部にまで育て上げた島地勝彦が、リスペクトする歴史人物たちへ宛てた100通の弔辞。
登場する人物は、アル・カポネからチャーチル、カエサル、シャネル、ヒトラー、ゴッホ、吉田茂、ジョブズなど、偉人、賢人、奇人に悪党まで。
クスリと笑えるエピソードや男のロマンを感じさせる武勇伝を語るユーモアに富んだシマジ節が心地よい一冊。
内容説明
歴史上の偉人・賢人、そして悪党まで、その人のなかに棲む“怪物性”を抉り出す―。
目次
アル・カポネは善人ではないが、それほど悪人でもない。
大宰相・チャーチルの真骨頂は、歴史をも動かす強運である。
藤田嗣治は狂人だったが、努力の画家でもあった。
ペスト患者の頬にもキスをした、人たらしナポレオンの人望。
ユリウス・カエサルに学んだ、稀代のモテ男の7箇条。
“まっさん”こと竹鶴政孝は、燃えるような情熱の男だった。
南極に散ったスコット大佐は、負けてもなお英雄である。
アレクサンドロス大王が、もしも日本まで来ていたら。
ジョージ4世の浪費こそが、英国の文化をつくった。
退屈を捨てたチェ・ゲバラは、女も男も惚れる男であった。〔ほか〕
著者等紹介
島地勝彦[シマジカツヒコ]
1941年、東京・奥沢に生まれる。4歳で岩手県一関市に疎開し、一関第一高等学校を卒業。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」に配属され、1983年に同誌編集長に就任、100万部雑誌に育て上げる。その後「PLAYBOY 日本版」「Bart」の編集長を歴任し、取締役を経て、集英社インターナショナルの代表取締役に。2008年に退任後、エッセイスト&バーマンに転向する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
hirokikojima0721
taka
モモンガ
みねお