内容説明
メキシコ修行からアメリカ生活、東京を経て今は九州プロレス。変わることを恐れず、国内外を駆ける。プロとは、生きるとは。米プロレス「WWE」スターにして“文豪”レスラー、珠玉のエッセー集。
目次
1 いま九州プロレスに(かけめぐる自由のママチャリ;中洲の飲み屋 ほか)
2 プロレスラーを目指して(学生時代のアルバイト…引っ越し屋;学生時代のアルバイト…西鉄二日市駅前ひさや ほか)
3 舞台は海外へ(異国に来たことを実感した原体験;メキシコ ほか)
4 プロレス深夜特急2023(海外渡航;旅のはじまり イタリア篇 ほか)
5 日々のこと、これからのこと(夜の道場;超平民感覚 ほか)
著者等紹介
TAJIRI[タジリ]
1970年生まれ。熊本県玉名市出身。94年、IWAジャパンでデビュー。メキシコに渡り、アメリカ・ECWに移籍したのちに、世界的プロレス団体「WWE」に入団して活躍する。帰国後はハッスルに所属、SMASHなどを率いた。1度はWWEに復帰するも、ケガで退団。その後、全日本プロレスを経て、23年1月から福岡市に移住して九州プロレス所属。作家・エッセイストとしての顔も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
世界から地方に来て幸せになった 海外で活躍してきたプロレスラー グローバルな舞台からローカルな舞台へ 文章とプロレスに共通点 表現の技術と工夫 ママチャリ男 福岡の街を自由に駆け巡る 温かい人間関係 日常の小さな喜び 外国人留学生レスラーとの交流 メシ泥棒 世界各地を飛び回る生活 地方での穏やかな生活 表現の世界 善玉と悪玉が闘う エンターテイメント 質素な道場でトレーニング 夜は電気をつけずに過ごす シンプルな生活 個性的な人々とのエピソード 地方ならではの温かい人間関係 肩の力を抜き 日々の小さな幸せ2025/04/11
sheep book
1
底辺とてっぺんを知っているからこその地方です。若いときは合わせることもあります。でも、いい歳になったらある程度やりたいことをやりたいようにやることができる自分になっていたいものです。2025/03/29
siomin
0
TAJIRIはいまは福岡を中心にして活動をしていたとは。地元紙の連載をまとめたものなので,福岡を中心とした話題が豊富です。韓国が近いからかけっこう訪れていますし,出てくる韓国料理がうまそう。著者は試合のために世界各地を訪れていてそこでいろいろなものを食べているが,なかなか口に合うものが多くないようで,そのぶん韓国料理が際立っています。それにしても,移動するのもプロレスラーの仕事のひとつだとはいえ,あちこち酷使した身体を抱えて狭いところに押し込められているのは大変そうです。2025/06/29