次世代に語りつぐ生体解剖の記憶―元軍医湯浅謙さんの戦後

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次世代に語りつぐ生体解剖の記憶―元軍医湯浅謙さんの戦後

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784816610059
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

内容説明

湯浅謙さんは、1916年、開業医の家に生まれ、昼夜を分かたず働く父の姿をみて、医者をめざす。41年、医科大学卒業後、短期現役軍医を志願、旭川第28連帯に入隊する。42年1月、中国山西省の陸軍病院へ軍医中尉として任官する。赴任1ヵ月半後、「手術演習」という「生体解剖」に病院スタッフとともに参加する。以後軍命による生体解剖は、日本の敗戦まで繰り返される。45年8月、日本の敗戦後、民間医師として太原に残留する。49年人民解放軍の捕虜になり、永年捕虜収容所、太原戦犯管理所に収監され、はじめて、自分の罪を認識する。56年4月、中国の特別軍事法廷が開廷。起訴免除となり、日本に帰国する。中国帰還者連絡会結成に参加、現在まで600回におよぶ講演を行い、次世代に「消せない記憶」を語りつづけている。

目次

1 湯浅謙さんの証言(医学を志す青年たちへ;湯浅さんとの出会い ほか)
2 生体解剖の告発―中国側の資料から(嶋貫倉蔵自筆供述書;遺族郭成則等による種村文三告発資料 ほか)
3 山西省で(日中戦争時の山西省の状況;山西省の鉄道をめぐる攻防 ほか)
4 中華人民共和国の戦犯政策(中華人民共和国最高人民法院特別軍事法廷の開廷;寛大な処分―起訴免除となった湯浅さん ほか)
5 帰国、そして医療活動再開(中国帰還者連絡会の結成;中帰連の活動 ほか)

著者等紹介

小林節子[コバヤシセツコ]
1939年東京生まれ。2008年東京経済大学21世紀教養プログラム卒業。撫順の奇蹟を受け継ぐ会会員。何知会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ののまる

9
山西省で生体解剖を行った軍医湯浅謙さんが自ら語った加害証言を中心に、撫順戦犯収容所職員の証言、中国国民党・共産党・日本軍の捕虜政策などについてわかりやすく纏められている。中国本土で生体解剖に関わった軍医、衛生兵、看護婦は3000人ほどもいるのに、ほとんど証言していない(自分の行為を罪として認識していない)。2024/02/05

rinpei

0
プロパガンダが多くて身構えて読まなくてはならなかったけど、得たものも多かった。将校なら軍刀による試し切り、兵なら銃剣による刺殺、これらが中国戦線では横行していたことはその経験のある父から聞いていたが、医療関係者は生体手術演習ですか・・・。日本軍のやりそうなことだ。こうした証言の発掘は本来我が国政府の手でなされるべきもの、この点は日本人として恥じる。なお西松建設に対する最高裁判決は立派な判決だと思うよ。ワンサイドからしか物を見ない著者の態度は、対立の連鎖を生むだけと思う。2014/04/30

de sang-froid

0
 戦争中の行為によって心や体に傷を負い、当事者は戦争が終わっても長い苦しみを味わう。現代の戦争では、間接的に加担させられてしまうこともある。「NO」といえる勇気を持ちたい。2010/10/10

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