内容説明
横浜商科大学と横浜市が共催する「横浜市民大学講座」は、今年度も五月一八日から七月二七日にかけて実施された。一九回目である。本書はそこでの講義内容を中心にまとめられたものである。
目次
グローバル社会のなかの東アジア―ヨーロッパ統合は東アジアの「友好」と「飛躍」のモデルとなりうるか
1 友好と葛藤の歴史を顧みる(明治初年の対朝鮮外交―木戸孝允の動静を中心に;アジア国際関係の展開と日本;東アジアと日本企業の国際関係―経営国際化パラダイム変革のための一試論)
2 東アジア諸国の文化と国際交流を考える(韓国の今の生活と文化;改革・開放の過程にある中国人の暮らしとものの見方;ワールドカップの開催と国際交流)
3 東アジア地域の政治情勢と今後の外交を考える(東アジアの変貌と日中関係の課題;激動の朝鮮半島情勢をどう読むか)
4 東アジア・ビジネスの現状と経済交流を考える(東アジアにおける新産業創造の現状と今後の展開―KSPと東アジアSPとの交流を中心に;中国の経済発展と企業経営の革新―中国経済の今後と日本企業の立場)