出版社内容情報
「あれ飼うの?」常務の指示でジンベエザメ捕獲へ!
迷いイルカ……え、私が助けるの?
世界最小の魚を求めてジャングルへ…
水族館飼育係の知られざる飼育係の日常と、生きものたちとの出会いと発見について語ったお仕事エッセイです。
水族館の飼育係のお仕事は「お世話」だけではありません。珍しい生きものたちを探しに全国各地を駆け回り、「いい展示とは何か?」と日々頭を悩ませています。
本書では、大阪は海遊館、京都水族館、すみだ水族館、四国水族館と4つの水族館で30年以上飼育係として勤務してきた下村実さんが、飼育係のリアルと、生きものたちとの出会いと発見について語ります。
内容説明
次々と舞い込むミッション。これが水族館のリアルだ!
目次
序章 水族館の飼育係になるまで(水族館の飼育係という仕事;幼少期から生きものまみれ ほか)
1章 海遊館入社―魚を集めるにはまず酒を飲みます(大量のFAXに埋もれた新入社員時代;「あれ飼うの?」常務の指示でジンベエザメ捕獲へ ほか)
2章 OBICセンター長になっても企画展示に悩む日々(OBIC―大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センターへ;特技は成人男性でお手玉、ナンヨウマンタ ほか)
3章 京都水族館へ転職―オオサンショウウオとの出会い(「水と共につながる、いのち」がコンセプトの水族館;世界最大級の両生類として名高いオオサンショウウオ ほか)
4章 四国水族館でこれからの展示のあり方を考える(そして四国水族館へ;希少種から増殖したアカメと、逆に高級魚となったウナギ ほか)
著者等紹介
下村実[シモムラミノル]
1965年大阪府生まれ。近畿大学農学部卒業。海遊館の立ち上げに関わり、以降生物の飼育を中心に30年以上勤務。その後京都水族館・すみだ水族館の立ち上げに関わり、京都水族館館長を経て、2020年より四国水族館飼育展示部長。2024年4月から公益財団法人日本モンキーセンター園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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