出版社内容情報
■性のこと、どう伝えたらいいの?
性について、夫婦や親子で対話できていますか。「気恥ずかしい」「うちの子にはまだ早いのでは」と考える方も多いのではないでしょうか。
本書では、それぞれの考えを持つさまざまな家族のキャラクターが登場するマンガで、性教育についてわかりやすく解説します。「こういう時、どうしていいか悩むよね」「子どもにどう説明したらいいのかな」と、登場人物と一緒に考えながら読み進めていただけます。
■「包括的性教育」って?
今、国際的に推奨されているのが、性を「人権」の視点でとらえ、多様な考え方に触れながら、主体的に考え、幅広いテーマを体系的に学ぶ「包括的性教育」です。本書はその学習目標を踏まえ、「からだの権利」や「同意」の大切さ、体のしくみ、ジェンダーとセクシュアリティ、性暴力などについて、幅広く解説します。
■お子さんに伝えるための工夫が満載
巻頭にはカラー別冊「たのしくまなぼう からだと性のこと」という小冊子がついています。優しいタッチのイラストと簡潔でわかりやすい文章で、お子さんと一緒に読むことができます。
また、本書のところどころでも、「伝えてみよう」というコラムやQ&Aを設け、多数の伝え方の例を挙げています。
内容説明
国際的にスタンダードな「包括的性教育」の学習目標を踏まえさまざまな家族が主人公のマンガをベースに、性教育をわかりやすく解説しました。気軽に楽しく、性教育の一歩を踏み出す参考にしていただければ幸いです。
目次
1 性教育をはじめよう
2 プライベートパーツって何?
3 男の子の体を理解しよう
4 女の子の体を理解しよう
5 体に興味をもつって?
6 赤ちゃんはどうやって生まれる?
7 セックスについて考えよう
8 ジェンダー、性の多様性を知る
9 性暴力から子どもを守ろう
まとめ 健康的で幸せな関係って、どんなもの?
著者等紹介
遠見才希子[エンミサキコ]
産婦人科医。1984年、神奈川県生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学入学後より「もっと気軽に楽しくまじめに性を考える場が欲しかった」という気づきから性教育活動を始め、全国1000ヶ所以上の学校などをめぐり、子どもたちや保護者に正しい知識だけでなく、コミュニケーションを大切にした等身大のメッセージを伝えている。緊急避妊薬の薬局販売を求める活動にも中心的に関わる。0歳児、2歳児、4歳児の子育て中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。