出版社内容情報
「へんないきもの」シリーズの著者がつづる、生物の「愛の形」がつまった1冊! メスのために「あずまや」を建てるオオニワシドリ、水面に浮かんで“イナバウアー”をするホオジロガモ、海底にミステリーサークルをつくるアマミホシゾラフグ…。生物の求愛行動には様々な形があり、美しさ、おもしろさに満ち溢れています。本書ではそういった求愛行動にスポットを当て、美しい写真とともに、その行動の理由などを面白おかしく解説していきます。
内容説明
密林バレエ、女装でアピール、夫婦仲良くヒトデ狩り。面白すぎる生き物たちの愛!
目次
男を魅せろ(ヒトデナシの愛―フリソデエビ;独演ファッションショー―アカミノフウチョウ ほか)
愛の駆け引き(男で女で、女で男―セトリュウグウウミウシ;丸くほとばしる情熱―コウロコフウチョウ ほか)
愛という名の闘争(口だけの愛―オオカズナギ;男の勝負ここにあり―アカシカ ほか)
かわいそうな男たち(愛はハチで買える―ヨーロッパハチクイ;愛はハエで買える―ガガンボモドキ ほか)
さまざまな愛のかたち(愛を包む毒―コバルトヤドクガエル;愛の代理出産―タツノオトシゴ ほか)
著者等紹介
早川いくを[ハヤカワイクオ]
1965年東京都生まれ。多摩美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
38
早川いくをさんのへんないきものシリーズ。面白いと言えばそうなんですが…いつもの鋭い舌鋒はどうしちゃったんでしょう。キレ味が足りません。「へんな生きもの へんな生きざま」の時も思ったのですが、イラストではなく写真を掲載している本の時、文章のオモシロ度が下がっている気がします。ひょっとして、写真の提供元に遠慮してる??私の邪推だと良いのですが。私はこのシリーズが本当に大好きなので、今回はちぃっと辛口です。2017/08/01
hnzwd
33
様々な動物達の愛を撮った写真集。 カタカケフウチョウ、マダラコウラナメクジ、アオアシカツオドリ、キムネコウヨウジャクあたりは素敵過ぎ。2017/09/23
さきん
25
普段のへんないきものより版が大きく、一ページ写真一杯で愛が伝わる造りになっている。ゴクラクチョウ系の鳥が多い。ナメクジのイラストバージョンはへんないきものシリーズで見たことがあったが、写真のそれはおぞましい。2018/01/14
keith
25
着飾ったり、懸命にダンスしたり、オスはもう大変ですね。メスに吸収されてしまったり食べられてしまったり、子孫を残すのも大変です。それにしても衝撃的だったのはナメクジの交尾です。ひ、卑猥すぎる…。2017/09/07
みんにゃりん
20
鳥成分多め★尻の毛(きっちり12本)でメスの顔を撫でるジュウニセンフウチョウが不思議キモい。字面も悪いよ、尻の毛で顔撫でるってww カタカケフウチョウさんの求愛行動も意味不明(笑)あ、どっちも”フウチョウ”なのね。ニワシ(庭師)ドリさんの求愛のためだけに作られるおうちがスゴイ。アデリーペンギンの石の奪い合いがなかなかカオスです。2017/10/21
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- 小六法 〈平成13年版〉