内容説明
計画、設計から、基礎、橋脚、架設などの工事構造、工法、維持までさまざまな橋を実例で解説。
目次
第1部 橋ができるまで(橋の胎動;橋の誕生)
第2部 橋のしくみ(橋の原理;橋の構成と工法)
第3部 橋の名作と保守(橋のバリエーション;橋をまもるために)
著者等紹介
藤野陽三[フジノヨウゾウ]
東京大学工学系研究科社会基盤学専攻教授。1976年、ウォータール大学工学部博士課程を修了。東京大学地震研究所、筑波大学構造工学系、東京大学工学部を経て1990年に同教授に就任。橋の風や地震などに対する応答予測と振動制御、橋の計画・設計・維持管理一般、明石海峡大橋の耐風設計、ミレニアムブリッジ(ロンドン)の振動制御設計やストーンカッターズ橋(香港)の設計など国内外の数多くのプロジェクトにアドバイザーとして参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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朗読者
18
東大の橋梁研究室教授。と書くと橋の王道という印象を受けますが、数回講演を聴講したことのある私の印象では、少し脇道にそれた取り組みを面白く紹介してくれる先生。竜巻発生メカニズム研究やロンドンミレニアム橋の歩調共振横揺れの講演では、徹底した観察からの現象理解の重要性を学びました。前置きはここまで。本書は橋とは何だ、という王道解説を中心に、こんな面白い橋もあるよっていう国内外の珍しい特徴を持つ橋の紹介と、技術者の知恵と工夫が詰まった長持ちさせるための技術が紹介されていました。先生、今回もありがとうございます♪2024/12/08
ひろ☆
13
橋ってこうやって作られているのか、橋を見るときに、違う目線で見れそう。2014/11/10
naoto
3
先日NHKの「カネオくん」で橋をやってて面白かったんで、図書館で借りてきた。図や写真が多く、見やくす読みやすくわかりやすい。詳しいことはもっと専門的な本を当たらないとだけど、素人一般人には充分な内容だと思う。ちょっと橋マニアと言ってもいいかな?2022/11/09
茶
1
終わり方が気に入らない。図解が分かりやすかったが、力の分散に関してはもう少し解説が欲しかった。2020/04/08
Ushin
1
今までは何気なく通りすぎていた橋にも色々な種類がある。ということを分かりやすく説明してくれた一冊今まで漠然としていたものがスッキリとした。基本となる桁橋ひ日本で一番主流な橋この他にも鉄道でよく見かけるトラス橋(クレーンのジブのような形状)やラーメン橋(桁橋に似ているが接合部が剛結されている橋)様々な橋に関して詳しく書かれていたのでとても分かりやすかった。2013/09/15