内容説明
クラシック音楽の楽しみは、名曲、名演奏の違いを聞き分けるところからはじまる。クラシックの代表曲である『運命』冒頭の有名な動機を、巨匠カラヤンとノリントンで聞き分ける。演奏、楽譜、楽器の違いは何なのか徹底的に知ることでこの世界に入門する。様々なクラシックの名曲を聴き比べながら、作曲家が思いを込めて描く楽譜の約束ごとと、それを演奏家はどのように工夫して表現しているのか、実際の音源に即して、わかりやすく具体的に解説。
目次
『運命』で知るクラシック音楽のしくみ
1 『運命』でわかる!クラシック音楽(音楽の約束ごと;楽器と演奏の知識)
2 「名曲」でわかる!クラシック音楽(音楽のかたち;音楽の約束ごと;楽器と演奏の知識;音楽の歴史)
著者等紹介
広上淳一[ヒロカミジュンイチ]
指揮者。東京生まれ。東京音楽大学指揮科に学ぶ。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。その後、フランス国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、モントリオール交響楽団、ロンドン交響楽団などのメジャー・オーケストラに客演をする。91~2000年には日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者、06~08年にはアメリカのコロンバス交響楽団音楽監督、2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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