内容説明
新幹線の開発史、発展史、車体・軌道・架線の技術、海外の高速鉄道、そして新幹線のこれから、について、貴重な資料写真と豊富な図版でくわしく丁寧に解説。
目次
1 車両の変遷
2 開業までの経緯
3 技術の進化
4 新幹線をとりまく環境
5 海外の高速鉄道
6 新幹線のこれから
著者等紹介
川島令三[カワシマリョウゾウ]
1950年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て鉄道図書刊行会に勤務し、「鉄道ピクトリアル」や「電気車の科学」を編集。現在は「鉄道アナリスト」として執筆を中心に活躍中のほか、早稲田大学非常勤講師、鉄道友の会会員、全国鉄道利用者会議会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
27
線路軌間論争、モーターの特性など、多岐にわたって細かい情報が取り上げられていたのが面白かった。鉄道の細部を知りたい方向けです。2014/02/03
レリナ
24
新幹線の歴史やしくみなどについて、文章だけでなく、図や写真を用いて詳しく解説されている。新幹線について昔から詳しく知りたいと思っていたので、この本は自分にとっては良書中の良書。新幹線のブレーキのしくみなんて知らなかった。この本を読んで、新幹線の知らなかったことが知れたので、よかった。新幹線に乗るだけで、しくみなんて知るよしもなかったので、色々な発見があった。全国の新幹線の種類ってこんなにあったとは驚いた。未来の新幹線の計画なども載っていたので、お得感がある。0系の写真を見ることができたので、満足。2019/08/25
M
1
0系は回生ブレーキではなく熱として捨てていたことを初めて知った!300系から電気回生ブレーキ化、いまやどんどん技術が進んで行き、エコにもなっている経緯がN700系まで追えて面白い。整備新幹線も実際には役立っており、車社会で高速をドンドン作る日本独特の流れはおかしいんじゃない?という著者の意見には共感。不思議に思っていた700系とN700系のシートの違いはウレタンシートと複合バネシートの違いだったとか、グリーン車は回生設備もモーターもパンタグラフも付いていなくて、トレイラーだから静かとか、次乗る時みてみよ。2014/04/12
Great Eagle
1
いやはや身近な新幹線に未知の世界がこんなにあったとは。これから新幹線に乗るのが楽しくなりそうです。技術進歩を振り返ってみるのは楽しいし、小学生の頃に戻ったみたいな気分でした。2009/10/22
かー
1
口絵のカラー写真でつばめに乗りたくなった。全体的にはわかりやすい。けど、たまに同じ段落で話題が飛んだり主語が不明になったりして少し説明ベタなのかと思う点も。それと少しでも鉄道に対する知識が無いと厳しいかも。あと著者は狭軌が嫌いで標準軌が好きだということが強く伝わってきた。本文中の写真が値段的に仕方ないとはいえ白黒なのが勿体ない。2009/10/30
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