出版社内容情報
西洋の近代性は綻びつつある。「中心」が力を失ったいま、未来のヒントはどこにあるのか。日本と香港。二つの「辺境」から考える。頼れる確かなものが失われた中心なき世界。
自由と民主が揺らぐカオスな時代。
未来への道は辺境にある――。
2011年3月の東日本大震災、2014年9月の雨傘運動。
日本と香港。
大きな転機を迎えた2つの「辺境」から未来へのヒントを探る、
往復書簡の記録。
福嶋 亮大[フクシマ リョウタ]
著・文・その他
張 ??[チョウ イクマン]
著・文・その他
内容説明
頼れる確かなものが失われた中心なき世界。自由と民主が揺らぐカオスな時代。未来への道は辺境にある―。日本と香港。2つの辺境で交わされた往復書簡の記録。
目次
辺境(ホンコン)から辺境(ニホン)へ
言葉と民主主義
念じれば響く―都会のある祭りの灯
辺境の二つの顔
過去の辺境、未来の中心
香港―渦巻状の交通路
刻々と変化する文化速度
日本にとってサブカルチャーとは何か
話したいことが無数にあるようだけれど、残念ながら私には分からない
「きれい」は「きたない」―列島の周縁から〔ほか〕
著者等紹介
福嶋亮大[フクシマリョウタ]
1981年、京都市生まれ。文芸評論家。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。立教大学文学部准教授。主な著書に『復興文化論』(青土社、2013年、サントリー学芸賞受賞)、『厄介な遺産』(青土社、2016年、やまなし文学賞受賞)など
張〓〓【著】[チョウイクマン]
1977年、香港生まれ。香港中文大学大学院社会学研究科博士課程卒。博士(社会学)。同大学社会学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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