内容説明
フランス語・イタリア語・スペイン語はロマンス語といって、もとは一つの言葉=ラテン語(ローマ帝国の公用語)でした。このため、文法や単語の語彙、男性・女性などはほとんど一致します。そこで学習法としては、この3つを一度に覚える方が効率的で簡単です。たとえばフランス語ではテーブルのことをla table=女性のように、冠詞付きで覚えなければいけませんが、イタリア語ではtavola、のように語尾がaなら女性になります。ですからフランス語だけを覚えるよりイタリア語と比較して覚えた方が簡単なのです。この学習法はラテン系の言語を学ぶさまざまな人が実践しているわりに、あまり知られていません。本書は、ラテン語、ポルトガル語、ガリシア語、スペイン語、カタルーニア語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語に精通した著者が、この学習法のエッセンスをレッスン形式で具体的に教えてくれます。
目次
アルファベット
発音 フランス語・イタリア語・スペイン語
名詞の性
名詞の複数形
定冠詞
形容詞
不定冠詞
物を指し示す表現
不規則動詞 ^etre,stare,estar
不規則動詞 ^etre,essere,ser〔ほか〕
著者等紹介
伊藤太吾[イトウタイゴ]
1943年12月生まれ。大阪外国語大学地域文化学科ヨーロッパ3講座教授。南欧地域文化専攻(スペイン語専攻)。大阪外国語大学大学院外国語学研究科修士課程イスパニア語学専攻修了(1972年3月)。文学修士(大阪外国語大学、1972年)、文学博士(ブカレスト大学、1986年)。専門分野はロマンス言語学。ラテン語、ポルトガル語、ガリシア語、スペイン語、カタルーニア語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語の通時的・共時的比較研究。日本ロマンス語学会理事・編集委員、日本イスパニヤ学会会員、文化功労賞(ルーマニア社会主義共和国、1982年)、功労賞(ルーマニア国、1998年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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