内容説明
最近は、住宅も住めればよいという時代ではありません。室内環境の品質向上や住環境、市街地環境に対する関心は高まっています。そうした社会の変化に応じて、建築基準法も建築技術者だけの法律ではなく、市民のための法律になりつつあります。しかし、これまでの解説書は専門家のためのものばかりで、建築物や市街地整備に関心を持つ市民向けのものはほとんどありませんでした。そこで本書は、建築基準法を理解しやすいテーマごとに分け、わかりやすい文章と豊富な図版でコンパクトにまとめました。もちろん、建築基準法に興味のある方々だけでなく、技術者を目指す方々にも入門書として活用できます。
目次
第１章 建築基準法の基礎知識
第２章 防火上の用語・材料・区分
第３章 都市計画との関係
第４章 都市計画区域内の建築物の形態制限
第５章 建築防火
第６章 建築物の室内環境・安全
第７章 建築設備
第８章 構造強度
第９章 その他の規定
第１０章 建築手続
著者等紹介
高木任之［タカギタダユキ］
昭和７年、名古屋市生まれ。昭和３０年、北海道大学工学部建築工学科卒業。建設省採用後、同住宅局建築指導課課長補佐、北海道開発庁開発専門官（都市計画担当）、自治省消防庁予防課課長補佐、千葉県都市部建築指導課長（建築主事）、建設省都市局・計画局建設専門官、宅地開発公団企画用地部調査課長、同事業部長、住宅都市整備公団事業第１部長を経て退官。東洋大学工学部建築学科講師、芝浦工業大学工学部建築学科講師（いずれも非常勤）などを歴任。１級建築士
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感想・レビュー
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読書箱
1
とりあえず、一読した。思いのほか防火対策に費やしているのを理解できてよかった。2015/10/26
dai965
0
建ぺい率や容積率以上のことをざっと知りたくて読んでみた。これで十分とは思わないが大体どんなことを気にしないといけないのかは理解できたかな。2016/01/05
しょーた
0
この分野は無知のため、入門書でザッと学習。・建築基準法の基礎知識、・防火上の用語、材料、区分・都市計画とその関係・都市計画区域内の建築物の形態制限・建築防火・建築物の室内環境、安全・建築設備・構造強度・建築手続2013/12/25
わきが
0
その法律の名前や建ぺい率、容積率なんかの単語は知っていたけど、詳しく知らない建築基準法。イラスト付きで、建築を全く知らない初心者にもわかりやすかったです。読んでいると、実際に家を分解したり、燃やしたり、材質が劣化していく過程を見たくなります。ただ、建築基準法さえ準拠していればいいというわけでなく、建物が建つ地理や気候、環境を考慮しなければならないので、実際に設計する人はすごく大変だなあと思いました。スカイツリーや東京タワーの構造計算はとても難しそうだ(；´Д｀)2012/10/04
くらぴい
0
父の仕事の補助で、建築の勉強をしたとき、法律の勉強に使いやすい参考書になりました。2006/08/23
