出版社内容情報
恋や人生を探しているあなたへ、元気が出る６つのストーリー。彼氏いない暦=年齢のOL、直美29歳。仕事も家庭も手に入れたいと願う、陽子30歳。お嫁さんになりたい歴女、麻衣子27歳。自分とお金しか信じない女、聡子33歳。女子会好きの現代っ子、愛22歳。仕事に疲れてしまった、千草37歳。超恋愛氷河期を生きる女性たちの声が連作短編に！恋や人生を探しているあなたへ、元気がでる6つのストーリー。
白石 まみ［シライシマミ］
小説家・脚本家。早稲田大学卒業。雑誌編集者を経た後、脚本家に転身しテレビドラマなど数多くの映像作品を手掛ける。
いつか［イツカ］
イラストレーター。LINEスタンプ「男の子と女の子のほっこりスタンプ」シリーズをリリース中。
内容説明
彼氏いない歴＝年齢のＯＬ、直美２９歳。仕事も家庭も手に入れたいと願う、陽子３０歳。お嫁さんになりたい歴女、麻衣子２７歳。自分とお金しか信じない女、聡子３３歳。女子会好きの現代っ子、愛２１歳。仕事に疲れてしまった、千草３７歳。どこにだっている、ごく普通の私。普通に恋だってしたいのに、なんで恋人ができないの？いったいどこに、私の「恋」はあるの？今を生きる女性たちの声が連作短編になりました！
著者等紹介
白石まみ［シライシマミ］
小説家・脚本家。早稲田大学卒業。雑誌編集者を経た後、脚本家に転身しテレビドラマなど数多くの映像作品を手掛ける。２０１１年に「欲ばりたい女たち」（幻冬舎）で小説家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さえ
11
ベタな恋愛小説なのかなぁと思いきや、わりとお仕事小説に近い感じ。結婚したいけど、相手が見つからず焦ったりする姿なんかは、アラサーの実情をわりとリアルに描いているかなぁ…。女子会ってあんな上っ面の褒め合いみたいな感じなのかな？ちょっと違う気がするけど。タイトルが「探し物は恋」と言ってるけど、それを探しながらも結局は自分を探すことにもつながっていて、婚カツ云々よりもそっちの方に共感した。2017/05/21
めぐみ
10
恋愛に悩む女性たちがリアルに描かれていました。どの女性にも共感できる部分があって、自分だったらこんなときどうするかな、と考えさせられたり。どの女性も悩みながら恋を探しているけどなかなか見つけられない。どんな恋愛をしても、人生の中で恋愛が中心でもそうじゃなくっても、自分の生きたいように生きればいいよね。恋愛を通してそれ以外の部分でも成長していく女性たちにとても好感が持てました。私も頑張りたいと勇気づけられました！2017/01/23
maiko
8
働く女性たちが「恋」を探す。恋がしたい、恋人が欲しい、結婚したい、仕事もしたい、などなど。各お話でみんなちょっとずつ変化が訪れる。でも、なんとなく「男なんて」みたいな描き方が気になったかな。自分の足でしっかり歩く女性！がテーマならしょうがないけど、男性にメロメロになったって、恋愛バカになったっていいのにな。2022/10/01
のんちゃん
7
数年前に読了した本をまた、読んでしまった！タイトル通り、若い娘さんの現状お悩み話。しかし、若い娘さんの等身大の話は、遥か昔、若い娘さんだった頃の自分を思い出し、面白いものだ。皆んな立派に仕事をこなすが、良縁に恵まれない。「普通でいいのに。」と彼女達の皆が思う。今の時代は恋愛において、この普通が難しいらしい。本文中にあるように「昔のように、〔これが正解〕と定義される生き方が存在しなくなってしまったから、」なのだろう。婚活中の友人の娘さんにこの本は譲ろう。2017/02/03
michiko
4
恋を探す女性が主役の連作短編集。 みんなそれぞれ想いがあって、でもなんだかうまくいかなくて、それを繰り返すうちに大切なものを見失ったり自分が見えなくなったり。 ああ、わかるなぁ、という描写がたくさんあった。 自分が何を大切にしたいのか、どんな生き方をしたいのか。 ちゃんと自分に向き合ったら、今の自分が知らない新しい自分が見つかるのかもしれない。2018/08/19
