内容説明
源義経は、天才的な戦術家であった。源平争乱の時代、栄華を誇った平氏を滅ぼした立役者は、間違いなく義経である。しかし、見事、平氏を滅ぼした義経を待っていたのは、兄頼朝の激しい怒りであった。平氏追討の英雄から一転、つらい逃避行の果ての悲劇的な最期―義経の栄光と挫折に満ちた生涯は、多くの人々の心を捉え続け、それゆえ数々の伝説が誕生した。本書では、義経の生涯を史実と伝説の両面から、豊富な写真とイラストと共に追いかけていく。
目次
第１章 義経の生まれと少年時代
第２章 源氏の挙兵と義経の登場
第３章 源平合戦と義経の活躍
第４章 頼朝と義経の亀裂
第５章 義経の逃亡と最期
第６章 義経をめぐる人間関係
著者等紹介
上横手雅敬［ウワヨコテマサタカ］
１９３１年、和歌山県に生まれる。１９５１年、京都大学文学部史学科卒業。京都大学名誉教授・皇学館大学教授
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