内容説明
世界的な免疫学者が今、明かす体温と免疫の関係。
目次
序章 人生は免疫細胞に支配されている
第1章 病気と闘う免疫のしくみ
第2章 低体温が万病をつくる
第3章 発熱させて病気を治す
第4章 血流不足が慢性疾患をつくる
第5章 実践!自分で鍛える体温免疫力
著者等紹介
安保徹[アボトオル]
1947年、青森県生まれ。東北大学医学部卒。現在、新潟大学大学院免疫学・医動物学分野教授。1980年、米国アラバマ州立大学留学中に、ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体を作製。1989年、胸腺外分化T細胞を発見。1996年、白血球が自立神経の支配下にあるというメカニズムを解明。1999年、マラリア感染の防御が胸腺外分化T細胞によって行われていることを発見。2000年、胃潰瘍の原因は胃酸ではなく顆粒球であるという説を米国の専門誌に発表、大きな衝撃を与える。国際的に活躍する免疫学者
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感想・レビュー
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kera1019
8
「体温免疫力」。冷えが免疫力に及ぼす影響が本当に大きいというコトは安保先生の著書には度々出て来ますが、やはり身体を温める事が身体の調子を整える為の基本。「体温は重力に逆らうためにある」というのが新鮮で目からウロコでした。2014/11/09
すうさん
4
人間は自然治癒力を持っているという理論からの展開で、なかなか納得してしまう。私自身、高血圧の薬を十年以上のんでいるのだが、この本を読むとこんな薬はやめてしまいたくなる。男は「興奮」、女は「冷え」が大敵であるというが、大本はすべて「ストレス」が原因で病気を引き起こすらしい。でもストレスレスの社会はないし、現代はストレスだらけの時代である。ある意味どこかで諦めて、自然の一部として暮らしていくのが、病気にならなない方法だと思うが、それも叶いにくい生き方である。常にできるだけバランスをとって中庸で生きたいと思う2014/11/19
鶴巻太郎
2
体温上げる→血流良くなる→免疫力アップ→健康! 薬に頼らず自分の力で健康になるという話が、とても分かり易く解説されている本。 図書館で借りたのですが、手元において何度も読み返したいので購入しました。2013/06/11
tekesuta
2
本筋と関係ないが男性は興奮におけるストレスが大きいので高い山で暮らすと興奮が鎮まるとかいう。そこで昔仙人が高い山に住んでいたことを連想し、長寿の秘訣というのがこういう伝承として残ってるのかななどと思った。まあどの分野もあまり盲信しすぎることなくいろんな選択肢が選べればそれで良いよ。だいたい病気の原因の本当のところなんて人間はまだわかってはおらんのだし。2013/03/31
miwakawa
2
「理論」なので対策は最後の1章を読めばOK。これは安保先生のどの本でもそうなのかしら。でもわかりやすくてよかった。2010/04/17