内容説明
現在、究極の粒子のなぞは、じつはかなり解明されています。本書では、素粒子発見に至る長い歴史を、基本的なところを重視し、順を追って丁寧に解説しました。
目次
第1章 元素がわかるまで(原子論か四元素説か―デモクリトスとアリストテレス;錬金術―金を作り出す? ほか)
第2章 原子から原子核へ(真空の存在―原子論の復活;定比例の法則(プルースト)―組成は一定 ほか)
第3章 原子核から素粒子へ(イントロダクション―何が不変・不可分なのか?;X線の発見―放射線研究の始まり ほか)
第4章 素粒子からクォークの世界へ(予想外の発見―また新しい素粒子が!;ストレンジ(奇妙)な粒子―中野・西島・ゲルマンの主張 ほか)
第5章 原子はどこで作られたか(序論―原子はどこからきたの?;宇宙は膨張している―ハッブルの発見 ほか)
著者等紹介
小林昭三[コバヤシアキゾウ]
1942年茨城県生まれ。1971年名古屋大学理学研究科博士課程修了(理学博士)。現在は新潟大学教授(教育人間科学部)。専門は素粒子論・理科教育
江尻有郷[エジリアリサト]
1934年東京生まれ、1959年東京教育大学理学部物理学科卒業。東京大学講師、琉球大学教授を経て、現在明治大学理工学部非常勤講師。理学博士、専門は物性物理学、放射光分光学
川村康文[カワムラヤスフミ]
1959年京都生まれ。博士(エネルギー科学)。京都教育大学附属高校(物理)を経て、信州大学教育学部助教授。専門は理科教育、環境教育
和田純夫[ワダスミオ]
1949年千葉県生まれ。1972年東京大学理学部物理学科卒業。現在は東京大学総合文化研究科専任講師。理学博士。専門は素粒子等
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
Ryotaro Tsunekawa