内容説明
本書は、ジェンドリンのフォーカシングの臨床的応用の全貌があますところなく公開された、いわば著者40年の心理療法の集大成ともいえる待望の書である。
目次
第1章 序論
第2章 2つの行き止まり
第3章 体験過程的一歩の8つの特徴
第4章 体験的一歩をもたらすためにクライエントがすること
第5章 体験的一歩をもたらすためにセラピストがすること
第6章 からだで感じることの重要性
第7章 フォーカシング
第8章 フォーカシングを教える場面の実際
第9章 セラピーの中でフォーカシングを教える際の問題点
第10章 あるクライエントの面接記録から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆ
0
名著。フォーカシングがメインの書籍は本書が初めてだったけれど、豊富なロールプレイ・セラピー例を交えながら、フォーカシングの過程や"フェルトセンスの感じ"をあらゆる方向から説明してくれており、なんとなくの理解はできたように思う。「フォーカシング指向心理療法」とあるように、実際の臨床現場での活用イメージも湧きやすく(これは下巻がより詳しいはず)、また「フォーカシングはあくまで個人の成長促進のきっかけの1手段」という立場をとっているので、その懐の広さ・柔軟さも感じる。ロジャーズの著作を読んだ後なのも良かった。2025/04/02
言いたい放題
0
図書館にない2022/05/29