出版社内容情報
《内容》 わが国最初の小児皮膚科専門医であり，現在も臨床の第一線で活躍する著者が，その永年にわたる経験と母親との対話を重視する独特の“山本流診療スタイル”の真髄を集大成．自ら厳選した80余点のカラー写真を提示しながら，こどもの皮膚病を診る場合に必ず問題になるアトピー性皮膚炎を中心に診療の実際について分かりやすく解説．
《目次》
総 論
第１章 小児皮膚疾患の診療の要点
第２章 小児皮膚疾患の診察・診断
第３章 急性発疹症と皮膚疾患との鑑別
第４章 治療方針
第５章 ステロイド外用剤
第６章 アトピー性皮膚炎の予防
第７章 スキンケア
外来での初期診療
１．新生児一過性皮膚変化
２．新生児肛門周囲皮膚炎
３．スタージ・ウェーバー症候群
４．乳児脂漏
５．新生児中毒性紅斑
６．接触皮膚炎
７．苺状血管腫
８．疥癬
９．接触性皮膚炎
10．太田母斑
11．乳児寄生菌性紅斑
12．おむつ皮膚炎
13．アトピー性皮膚炎＋不適切な治療
14．アトピー性皮膚炎＋不適切な治療
15．アトピー性皮膚炎＋ 二次感染
16．アトピー性皮膚炎
17．アトピー性皮膚炎
18．アトピー性皮膚炎
19．ズック性皮膚炎
20．アトピー性皮膚炎
外来での部位別診療
Ａ．頭部・項部のみかた
Ｂ．顔面のみかた
Ｃ．耳とその周囲のみかた
Ｄ．躯幹と首のみかた
Ｅ．腋の下のみかた
Ｆ．腕と肘のみかた
Ｇ．手，指，爪のみかた
Ｈ．おむつ部・そけい部のみかた
Ｉ．年長児の外陰部とおしりのみかた
Ｊ・下肢と膝・足首のみかた
Ｋ．足，足ゆび，爪のみかた
付録：おうちでできるこどものスキンケア
内容説明
本書は、こどのの皮膚病を診る場合に必ず問題になるアトピー性皮膚炎が中心になっている。そしてそれが皮膚科専門医ではない方々に診て頂いていることが極めて多いという事実を考えに入れて書かれている。その役割に否応なく立たされるであろう方々の役に立つ本。
目次
総論（小児皮膚疾患の診療の要点；小児皮膚疾患の診察・診断；急性発疹症と皮膚疾患との鑑別 ほか）
外来での初期診療（新生児一過性皮膚変化（脂腺増大による変化、新生児中毒性紅斑・紅色汗疹が混在）
新生児肛門周囲（肛囲）皮膚炎
スタージ・ウェーバー症候群 ほか）
外来での部位別診療（頭部・項部のみかた；顔面のみかた；耳とその周囲のみかた ほか）
著者等紹介
山本一哉［ヤマモトカズヤ］
１９３１年（昭和６年）名古屋市生まれ。１９５５年慶応義塾大学医学部卒業。１９６１年同大学院修了。その間米国留学を経て、１９６５年国立小児病院皮膚科初代医長となり、１９９６年より総合母子保険センター愛育病院皮膚科部長に就任、現在に至る。１９７７年日本小児皮膚科学会を設立、国際的にも広く活動している。専門は小児皮膚科学。現在もこどもの皮膚科専門医として第一線で臨床に、卒後教育に、一般向けテレビ・ラジオに、と多方面で活躍中。やさしいスタイルと巧みな話術で親と子の心を一気にとらえてしまう。一瞬のうちの五感を働かせた診察眼には定評があり、皮膚をみると同時に生活環境から心まで見通してしまう卓越した名医として広く知られている。母親との対話を重視した山本流の診察スタイルは、内外から“皮膚科臨床医の手本”として高く評価され、外来を見学する医師が跡を絶たない
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