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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
12
弟の個展を行く三宅と、オープンキャンパスの日付が被り、一緒に東京に行くことになった 日和子。「こんなにいろいろ学部があって…どこに行けばいいのかもわからないような私が 何か見つけられるのかな…」と言っていた日和子ですが、個展を見たことで、自分の進路が見え始めます。そして、そんな日和子の姿に、自分は前に進めているだろうか、と思う三宅。でも、日和子からある言葉をかけられ…大きくはないですが、互いに良い影響を与えている2人の 姿がとても良いです。福引で当たったぬいぐるみを濡れないようにする三宅、とても良いです。2023/05/08
リク@ぼっち党員
8
優しい世界、優しい人たち。人と人の繋がりで、人は成長していくんだなぁということを強く感じさせてくれる作品。三宅くんと接して未来を見定めた日和子ちゃん、日和子ちゃんと接して自分を認められた三宅くん。二人の距離感がすごくいい。パンパンに張り詰めたらいつかは壊れてしまうのは当たり前。逃げられる場所があるって大事だな。あと絵柄と表情が柔らかくて、みんなの笑顔がめちゃくちゃ眩しい。個人的なベストショットはバス停に迎えに来た日和子ちゃん。遠慮ない笑い方から含みのある笑みの落差にやられた。続きも楽しみ。2019/05/07
えふ
6
疲れてるのか自分2019/05/14
イーダ
6
この作品の雰囲気や島の雰囲気が凄く好きです。時間がゆっくり流れていて、気が付いたらおじいさんになっていそうw 色んな人の避難所みたいなところもありますね。主人公の三宅くんもそうだし、今回登場した千代ちゃんも。いろんな所に行けるっていうのは自由でもあるし気が楽になる事でもありますね。それでも時間は流れていて、高3の日和子ちゃんは進路をどうしていくんでしょう? あーこの空気に浸っていたい~。2019/05/08
新天地
5
一巻の時もそうだったが、このマンガを読んでいるときの時間の流れがいつもと違って感じる。時がゆっくりと静かに安らかに流れてゆく。友達の変化について行けないという悩みが主題の二巻だが、そこに共感しっぱなしで、またそんな中今ここにいるだけで誰かのためになっている、意味があると肯定してくれるメッセージを受け取り、読み終えて深くうなずくとともに深く息を吐いた。この作品の優しさがとても好きだ。2019/06/24