出版社内容情報
《内容》 本書は、編者を研究代表者に、研究分担者として15施設、研究協力者として22施設の臨床医家の協力のもと組織された、文部省科学研究費(総合研究A)「Hirschsprung病類縁疾患の病態解明と診断・治療に関する研究」研究班による、共同研究の研究成果をまとめたものである.平成3年度より3年間にわたって、全国的なグループにより徹底的な研究・討論が行われた結果、本疾患群の病因・病態の解明、 および診断・治療の進歩に大きく貢献する貴重な研究成果が得られた. Hirschsprung病類縁疾患は、現在に残された小児の大きな難病の一つであるにも関わらず、病因・病態に関してまとまった報告は国内外とも少ない.こうした現状の中、本書は本疾患群の臨床、研究に寄与する好著であり、小児科医、小児外科医はもとより、本疾患群に携わるすべての臨床医必携の一書である.■第1章では:Hirschsprung病類縁疾患の研究班内集積症例の調査報告、第2章では本疾患群の定義・名称・分類および診断・治療の概要に対する、班内での討論の結果がまとめられている.■第3章以下では、各論として本疾患群の臨床病理学的検討、壁内細胞系の特殊染色法や壁内細胞系の発達と本疾患群の病因、本疾患群の腸管の電気 生理学的研究、および治療につき、各施設からの研究発表を収録する. 《目次》 □主要内容□序文/文部省科学研究費(総合研究A)研究班構成員名簿1.Hirschsprung病類縁疾患の研究班内集積症例の調査報告2.Hirschsprung病類縁疾患-定義・名称・分類および診断・治療-3.Hirschsprung病類縁疾患および関連疾患の臨床病理学的検討 1.壁内神経細胞の減少例または低形成例について 2.壁内神経細胞の未熟例について 3.NID 症例について 4.CIIPS 症例について 5.特異なHirschsprung病について 6.成人での壁内神経細胞異常症例について4.消化管・壁内神経系の免疫組織学的および遺伝子学的研究 -Hirschsprung病類縁疾患と壁内神経系の発達-5.Hirschsprung病類縁疾患の電気生理学的検討6.Hirschsprung病類縁疾患の治療
目次
1 Hirschsprung病類縁疾患の研究班内集積症例の調査報告
2 Hirschsprung病類縁疾患―定義・名称・分類および診断・治療
3 Hirschsprung病類縁疾患および関連疾患の臨床病理学的検討
4 消化管・壁内神経系の免疫組識学的および遺伝子学的研究―Hirschsprung病類縁疾患と壁内神経系の発達
5 Hirschsprung病類縁疾患の電気生理学的検討
6 Hirschsprung病類縁疾患の治療
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