出版社内容情報
手紙がつくった〈知の共和国〉へ――書物とは異なる知的対話の場として決定的な位置をしめた手紙(ルビ:メディア)。革命と内戦に揺れる17世紀英国で、人々はいかに生き、考え、書いたのか。友人・恋人との親密かつ率直なやりとりから、知性・寛容・統治をめぐる白熱した議論まで、当時の政治的・思想的激動を臨場感あふれる筆致で伝えるロック書簡、初の包括的な邦訳。
【目次】
内容説明
手紙がつくった〈知の共和国〉。書物とは異なる知的対話の場として決定的な位置をしめた手紙。革命と内戦に揺れる17世紀英国で、人々はいかに生き、考え、書いたのか。友人・恋人との親密なやりとりから知性・寛容・統治をめぐる白熱した議論まで、当時の政治的・思想的激動を臨場感あふれる筆致で伝えるロック書簡、初の包括的な邦訳。
目次
第1章 オックスフォード時代 一九五二~六六年
第2章 アシュリー卿との出会いからフランス滞在まで 一六六五~七九年
第3章 排斥法危機からオランダ亡命生活まで 一六七九~八八年
第4章 名誉革命 一六八八~八九年
第5章 ロック・モリニュー書簡 一六八八~九八年―哲学の諸問題と『人間知性論』改訂をめぐって
第6章 ロック・リンボルク書簡 一六九四~一七〇二年―神学と自由意志をめぐって
第7章 他の友人たちとの書簡 一六九〇~九九年
第8章 ロックの晩年 一七〇〇~〇四年
著者等紹介
下川潔[シモカワキヨシ]
PhD(Philosophy,University of Glasgow)。中部大学人文学部教授、学習院大学文学部教授を経て、学習院大学名誉教授
青木滋之[アオキシゲユキ]
博士(人間・環境学、京都大学)。中央大学文学部教授
渡邊裕一[ワタナベユウイチ]
博士(哲学、学習院大学)。熊本学園大学経済学部准教授
田中秀夫[タナカヒデオ]
1949‐2023年。元京都大学名誉教授・愛知学院大学教授
坂本達哉[サカモトタツヤ]
1955年生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授、慶應義塾大学名誉教授
中野安章[ナカノヤスアキ]
PhD(Philosophy,Trinity College Dublin)。慶応義塾大学商学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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