概念と生―ドゥルーズからアガンベンまで

多賀 茂【著】

名古屋大学出版会（2022/02発売）

• サイズ 46判／ページ数 266p／高さ 20cm
• 商品コード 9784815810580
• NDC分類 133
• Cコード C3010

出版社内容情報

内 容
世界が違って見える。—— 概念は、思想家の身体を通して、ある時、ある場所で生まれ、受け手の身体を通して生を変えるだろう。ドゥルーズ、フーコー、ラカン、バルト、ガタリ、アガンベンらの、真に驚くべき概念たちとつきあい、それぞれの声や文体とともに、思想の核心を読みひらいた透徹の書。

目 次
　はじめに

序 章　概念とは何か
第1章　生成変化（ドゥルーズ）
第2章　エピステーメー（フーコー）
第3章　ミクロ権力（フーコー）
第4章　シニフィアン（ラカン）
第5章　中立的なもの（バルト）
第6章　4つの言説（ラカン） —— ジャン・ウリの思い出に
第7章　リトルネッロ（ガタリ）
第8章　パレーシアと別の生（フーコー）
第9章　内在（ドゥルーズ）
第10章　残りの時（アガンベン）
終 章　新たな「絶対」としての宇宙の中で

　あとがき
　参考文献
　事項索引
　人名索引

内容説明

概念は、思想家の身体を通して、ある時、ある場所で生まれ、受け手の身体を通して生を変えるだろう。ドゥルーズ、フーコー、ラカン、バルト、ガタリ、アガンベンらの、真に驚くべき概念たちとつきあい、それぞれの声や文体とともに、思想の核心を読みひらく。

目次

概念とは何か
生成変化（ドゥルーズ）
エピステーメー（フーコー）
ミクロ権力（フーコー）
シニフィアン（ラカン）
中立的なもの（バルト）
四つの言説（ラカン）―ジャン・ウリの思い出に
リトルネッロ（ガタリ）
パレーシアと別の生（フーコー）
内在（ドゥルーズ）
残りの時（アガンベン）
新たな「絶対」としての宇宙の中で

著者等紹介

多賀茂［タガシゲル］
１９５７年京都市に生まれる。１９８９年パリ第４大学ソルボンヌ博士号取得。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[3J28]

面白かった。アカデミックな本ではないと作者が自覚するからこそ、現代思想へのすぐれた入門書として成立しているように思う。

2022/04/29

[k inoue]

難しい内容でしたがそれぞれの概念ごとに例があったおかげで何となくのイメージを掴めた気はしますが、これが合っているのか自信はあんまり無いです。 無意識の領域など普段は「空気」のように意識しない（出来ない）ものを如何に言語化して表現するか?という問いを熟考した概念が多かった気がします。 ある程度の前提知識やフランス語の知識を持っているとより理解が深まりそうですが、そういう知識が無い私でも面白いと感じつつ読み切れました。

2022/05/27