内容説明
民主主義の拡大を支え劣化を押しとどめるために、世界各国で注目される「政治教育」。先駆的な16歳選挙権を導入したオーストリアにおいても試行錯誤が続く。ナショナリズムに動員された過去から、現在のコンピテンシー重視の教育や「民主主義工房」の挑戦まで、変容と深化を跡づける。
目次
はじめに 政治教育後発国への注目
第1章 国家市民教育の始まり
第2章 オーストリア共和国の再建
第3章 学校における政治教育の発展
第4章 民主主義の能力を育てる
第5章 学校の外から政治教育を支援する
おわりに―政治教育を備えた民主主義へ
著者等紹介
近藤孝弘[コンドウタカヒロ]
1963年栃木県に生まれる。1992年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1993年東京大学大学院教育学研究科より博士(教育学)取得。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授などを経て、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。著書:『ドイツ現代史と国際教科書改善―ポスト国民国家の歴史意識』(名古屋大学出版会、1993年、日本比較教育学会平塚賞)、『国際歴史教科書対話―ヨーロッパにおける「過去」の再編』(中公新書、1998年、NIRA政策研究・東畑記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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