内容説明
ザッケローニ前サッカー日本代表監督が語る「失敗」。コートジボワール、ギリシャ、コロンビアの代表が指摘する日本の「欠陥」。日本代表の肉声に垣間見える「萎縮」。
目次
第1章 ザッケローニの遠い目と露わになった感情
第2章 コートジボワール戦 我々はミスを犯した
第3章 初戦で負けたウルグアイの「生還」
第4章 焦燥の62分 日本対ギリシャ戦
第5章 コロンビア戦の魔の瞬間
第6章 勇気の意味
著者等紹介
戸塚啓[トツカケイ]
1968年神奈川県生まれ。スポーツライター。法政大学卒業後、サッカー専門誌記者を経て98年よりフリーに。スポーツ雑誌ほか各メディアで活躍中。2000年3月より、日本代表の国際Aマッチを244試合連続で取材中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こも 旧柏バカ一代
5
結局、気持ちなんだね。2019/02/17
anco
4
W杯後に行われたザッケローニ元代表監督の取材をもとに書かれていました。W杯で日本代表に足りなかったものは勇気。試合終盤でパワープレーを行ったのも選手が不安でいっぱいのように感じたから。勇気を持てるようにするためには、アウェーでの国際試合をたくさんすること、外国でプレーすることが必要だろう。W杯を終えてから月日があまりたっていない時期での取材であったことにもよるのか、オブラートに包んだようなやり取りに終始していたように思えました。2016/09/08
湘南☆浪漫【Rain Maker】
1
2014年ブラジルワールドカップで負けた日本代表。 その時率いていたザッケローニへの取材。 惨敗の訳は勇気が足りなかった。 それだけではないとは思うけど、最終的にはそういうことになっちゃうのかな。 ピーキングの失敗も間違いなくあるだろうし、完全に良い状態に仕上がらなかったから最後に勇気が出なかったのかな…。2025/02/05
ホリエンテス
1
ブラジル杯後のザッケローニ直接インタビューによる代表振り返り。あくまで監督個人の感想だから多層的でないので、内容が薄っぺらい。結局「勇気」が足りなかったのが惨敗の主たる理由になっていたが、そんなのでいいのか? 今回のワールドカップではハリル解任も含めて、選手からのインタビューを含めた多層的な検証をしてほしい。2018/07/04
ぽー
1
金子達人の舎弟の戸塚啓だけにきちんと取材して巧みな構成で論理的かつエモーショナルにブラジルワールドカップの惨敗の理由をまとめているのだけど、金子氏のものほど熱中出来ないのはなぜだろうといつも不思議。2015/03/27