内容説明
揺れ動く金融政策。何が正しいのか。前人未到の長期安定を実現したアメリカ中央銀行総裁が中央銀行制を嫌っていたのは何故か。神話の陰に隠れたその思想と行動を初めて経済学的に解明、現代経済学の枠組みを再設定する画期的労作。上巻では、若き日の遍歴から「大平準」までをたどる。
目次
第1部 グリーンスパンのアイン・ランド・コネクション(我あり、ゆえに我思う;中央銀行を嫌う中央銀行家の肖像;グリーンスパンの資本理論)
補論 二つの経済学
第2部 ワシントンでの二十一年(CEAと臨床経済学;大平準)
著者等紹介
村井明彦[ムライアキヒコ]
1967年、京都市に生まれる。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程研究指導認定退学後、同志社大学商学部助教等をへて現在、関西大学経済学部非常勤講師、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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