内容説明
教育には何ができるのか。グローバル社会を生きるための課題対応力を育み、子どもたちの学びを生み出す教育の新たな姿とは。教育にできることを見きわめ、「教える‐学ぶ」関係の可能性を、学びを中心にとらえ直してやさしく解説。社会や制度を知り、子どもとよりよく向き合うための、叡智あふれるテキスト。
目次
変動する社会と向き合うための教育
第1部 社会の流動化と向き合う(流動化する社会と教育―汎用力・転移力を身につける;子どものケアと教育―いま求められるケアと向き合う;学習する力の新しい姿―課題を解決する力とは;新時代のティーチングとカリキュラム開発―教えることに向き合う;キャリア教育に何ができるか―変わる職業観と人生キャリア)
第2部 教育改革と向き合う(子どもの問題行動―「いじめ」「不登校」をどう考えるか;情報リテラシーの革新―激変するネット環境と向き合う;教員養成改革の功罪―新しい教師像と向き合う;入試改革と大学教育―選抜から教育へ;教育と不平等―「格差」と向き合う)
第3部 多様化する価値観と向き合う(多文化共生社会と市民性教育の接点―多様性と向き合う;女性の教育と社会参画―隠れた格差と向き合う;道徳教育の課題と可能性―民主的な社会の担い手をいかに育成するか;宗教教育の新しい姿―コンフリクトと共生を;教育のグローバル化は進んでいるか―日本の行方;教育にできることとできないこと)
著者等紹介
早川操[ハヤカワミサオ]
1952年生まれ。コロンビア大学大学院教育学研究科博士課程修了。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授を経て、椙山女学園大学教育学部教授、名古屋大学名誉教授
伊藤彰浩[イトウアキヒロ]
1960年生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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