内容説明
大政治家とは何か。徹底した史料の精査とローマ社会全体を見据えた叙述により、悲劇の英雄にとどまらない新しいカエサル像を描き出した古典的名著。いかにしてカエサルは世界帝国を創造したのか―。
目次
第1章 政治的背景
第2章 政治世界への登場と栄達
第3章 執政官職
第4章 執政官代理職
第5章 内乱
第6章 勝利と破局
著者等紹介
長谷川博隆[ハセガワヒロタカ]
1927年東京都に生まれる。1953年東京大学文学部西洋史学科卒業。名古屋大学文学部教授を経て、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書実践家
4
カエサルの政治力、軍人としての有能さがよく分かった。高価な本で、内容も奥深い。高校世界史ではなかなか手の届かない、ローマの政界のありようがよく見える。カエサルという人物の大胆な判断、行動は確かに歴史を突き動かすものだと思った。事実への掘り下げが深く、サラッと読んでも得るものはあると思う。2015/06/28
かじかじ。
0
カエサルの偉大なる指導者、政治家としての一生を少しでも理解したいと思い本書を手に取った。当時の時代背景やそれぞれ出てくる名前を覚えることから苦労したが、理解が進めばもっと奥深くを理解できると思った。時間をおいて再読してみたい一冊になった。2025/03/03