内容説明
フランス革命を契機に現れ出た「アンチモダン」の系譜をたどり、数多くの近代人を魅了したその思想の核心に迫る。反革命、反啓蒙思想、悲観主義、原罪、崇高、罵詈雑言といった多面的な相貌の本質を明らかにするとともに、ド・メーストルからバルトにいたるもう一つの近代精神史に光をあてる。
目次
自由な近代人
第1部 思想(反革命;反啓蒙思想;悲観主義;原罪;崇高;罵詈雑言)
第2部 人物(シャトーブリアンとジョゼフ・ド・メーストル―ラコルデールの背後で;ルナンからブロワまで―反ユダヤ主義、あるいは反近代主義;ペギー―ジョルジュ・ソレルとジャック・マリタンの間で;チボーデ―最後の幸福な批評家;ジュリアン・バンダ―『新フランス評論』の左派反動;ジュリアン・グラッグ―アンドレ・ブルトンとジュール・モヌロの間で;ロラン・バルト―聖ポリカルプスとして)
魅力的な反動
著者等紹介
コンパニョン,アントワーヌ[コンパニョン,アントワーヌ][Compagnon,Antoine]
1950年、ベルギー生まれ。コレージュ・ド・フランス教授、コロンビア大学教授。『アンチモダン―反近代の精神史』でフランス学士院賞を受賞
松澤和宏[マツザワカズヒロ]
1953年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科教授
鎌田隆行[カマダタカユキ]
1967年生まれ。信州大学人文学部准教授
宮川朗子[ミヤガワアキコ]
1968年生まれ。広島大学大学院文学研究科准教授
永田道弘[ナガタミチヒロ]
1971年生まれ。大分県立芸術文化短期大学国際文化学科准教授
宮代康丈[ミヤシロヤスタケ]
1974年生まれ。応用政治哲学国際センター(パリ第4大学)ポスドク研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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