出版社内容情報
恋愛と結婚を直線的に結びつける眼差しが、誕生・発展するあり様を、風俗画や民衆歌など幅広い資料から領域横断的に跡づける。
内容説明
ラブレターを読み書く娘たちの意味するものは?恋愛と結婚を直線的に結びつけるまなざしが、誕生・発展していくあり様を、オランダ風俗画や恋の民衆歌など幅広い資料から領域横断的に跡づける。
目次
第1編 描かれたラブレター(手紙とオランダ社会;オランダのラブレター;フランスの書簡マニュアルと宮廷社会 ほか)
第2編 恋と“毀れ瓶”(“毀れ瓶”の起源;豊饒の瓶―古代の瓶の再生と存続;“毀れ瓶”と世間―中世後期の恋の歌 ほか)
第3編 結婚と人生段階図(中世都市民の人生観と女性観;イギリス民衆詩の人生モラル;中世末の人生段階図と“死の舞踏” ほか)
著者等紹介
前野みち子[マエノミチコ]
1949年生まれ。1982年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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