出版社内容情報
ソフィストの役割は、これまで不当に軽視されてきた。本書は、プラトンが
「ソフィスト」の活動を徹底的に分析・批判し、ソクラテスを範とする「哲
学」の言論がいかに成立しうるかを根本から問い直さざるをえなかったこと
の意味を考察して、問題としての「ソフィスト」を浮き彫りにする。
目次:
本書を読むにあたって
『ソフィスト』篇の構成
第1章 『ソフィスト』篇をどう読むか
第2章 ソフィストと哲学者
内容説明
ソフィストの役割は、これまで不当に軽視されてきた。本書は、「ソフィストとは何か」という、プラトンが哲学の存立を賭けて挑まざるをえなかった問題を浮き彫りにする。
目次
第1章 『ソフィスト』篇をどう読むか
第2章 ソフィストと哲学者
第3章 ソフィストはどう現れるか
第4章 現れの構造分析
第5章 現れと像
第6章 哲学に対するソフィストの反撃
第7章 ソフィストに対する哲学の防衛
第8章 ソフィストの最終定義
著者等紹介
納富信留[ノウトミノブル]
1965年東京に生まれる。1990年東京大学大学院人文科学研究科(哲学専攻)修士課程修了。1995年英国ケンブリッジ大学古典学部にてPh.D.取得。現在、九州大学大学院人文科学研究院助教授
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