ＧＡ文庫 異世界転生した元教師、“臨時教師”として崩壊した魔術学園を救う。

タジリユウ【著】

ＳＢクリエイティブ（2025/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784815634346
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

教育（？）の力を思い知れ！　貴族も王族も関係なし！

前世は日本の教師、今世は異世界で《大賢者》の称号を得た魔術師ギル。親友の頼みを断り切れず、研究の間に【臨時教師】ギークとして、問題山積の魔術学園へ赴任する。
彼を待ち受けていたのは、権力を笠に着る貴族生徒が教師を見下し、授業が完全に崩壊した学園の惨状だった！　さらに、陰湿ないじめや教師が関わる不正――教え子たちを脅かす学園の闇に、ギークは容赦なく介入する。
常識も権力も、異世界最強の《大賢者》の前では意味をなさない。前世の知識と規格外の魔術で腐敗した学園の常識を根こそぎ覆していく！
最強の《臨時教師》による、教導ファンタジー開幕！


【目次】

内容説明

前世は日本の教師、今世は異世界で《大賢者》の称号を得た魔術師ギル。親友の頼みを断り切れず、研究の間に【臨時教師】ギークとして、崩壊寸前の魔術学園へ赴任する。彼を待ち受けていたのは、権力を笠に着る貴族生徒が教師を見下し、授業が完全に崩壊した学園の惨状だった！さらに、陰湿ないじめや教師が関わる不正―教え子たちを脅かす学園の闇に、ギークは容赦なく介入する。常識も権力も、異世界最強の《大賢者》の前では意味をなさない。前世の知識と規格外の魔術で腐敗した学園の常識を根こそぎ覆していく！最強の《臨時教師》による、教導ファンタジー開幕！

著者等紹介

タジリユウ［タジリユウ］
埼玉県在住のＷＥＢ作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

日本の教師から転生して異世界で大賢者の称号を得た魔術師ギル。親友の頼みを断り切れず、臨時教師ギークとして問題山積の魔術学園へ赴任する教導ファンタジー。赴任したギークが直面する、教師の質が低下して貴族生徒が教師を見下し、授業が完全に崩壊した学園の惨状。陰湿ないじめや教師が関わる不正に介入していくギーク。平民の臨時教師ゆえに貴族の生徒や親に舐めらる構図でしたけど、圧倒的な実力と大賢者の力も使って窮地の生徒たちを救い、ギークを慕う彼女たちのために腐敗した学園内の意識を徹底的に変えていく熱い想いが感じられました。

2025/11/15

[まっさん]

★★★★ 前世は日本の教師、今世は大賢者の称号を得た魔術師･ギル。彼は旧友の頼みでかつて通った学び舎である魔術学園の臨時教師として働く事に。そこは権力を笠に着た貴族が教師を見下し、陰湿なイジメや無気力な教師達が蔓延る完全に崩壊した学園だった。前世の経験から魔術を学ぶ意欲のある生徒を導き、そして彼らを脅かす学園の闇を容赦なく蹴散らしていく。そんなギルの教師姿は、当初侮っていた生徒達の目を段々と変えていって… これは面白かったですね。 久しぶりにがっつり教師をこなす主人公作品を読みましたが、やはり良い→

2025/12/11

[真白優樹]

異世界に転生し二十四年、魔法の研究の果てに大賢者の称号を得た青年が、母校に臨時教師として赴任し始まる物語。―――崩壊した母校を救うのは、圧倒的な力と、まっすぐな熱意。　生意気な生徒にはわからせ、絡んでくる闇の組織は殲滅、そして熱意ある生徒には教導を。飴と鞭を使い分けながら青年が、母校を立て直していく物語であり、真っ直ぐな教師ものとして面白さを持っている物語である。始まったばかりの立て直し、まだまだ再建は道半ば。果たして青年の教育は膿を出し切り、母校を立て直すことはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。

2025/11/17

[尚侍]

とっても面白かった。物語の展開そのものは王道的ではありましたが、特定のキャラクターではなく「学園そのものを救う」という発想は面白く、話の流れ的にも無理がなかったので良いテーマだったと思います。女性キャラが目立ってしまうのは仕方がないものの、男性キャラの見せ場のあるのでその意味でもバランスがとれていたと思います。魔術学園を救った上でなにをしたいのかということがまだ見えていないので、そのあたりがどう描かれるかも含めて続きが楽しみです。

2025/11/24

[MoriTomo]

異世界で大賢者の称号を得た前世教師の主人公が魔法学園を変えていく物語で、最強クラスの力を持つ主人公が生徒から信頼を得ていく展開がとても良かったです。 赴任早々に学園の問題へ介入し、圧倒的な実力で状況を正していく姿や、生徒たちの反応が徐々に変わっていく描写も見どころでした。また、いじめや不正といった定番の問題が浮き彫りになる中、主人公の知識と無双ぶりで改革していく流れが痛快で、強くて頼れる存在として慕われるヒロインたちとの関係性も魅力的でした。

2025/11/19