出版社内容情報
高い確率で発生されるといわれる首都直下地震。
2024年元日に起こった能登半島地震により首都直下地震、そして連動して起こる大災害の警戒が強まっています。
本書は、内陸地震が増えているという新事実、新たに危惧される震源域、活動が活発になっている火山、能登半島の地下に集中する「ひずみ」で急務を要する直下型地震の対策など最新の知見から、日本国民が知るべきリスクと、予想される災害のシナリオ、被害想定、そして命を守るためになにをすべきかを簡潔に網羅した警鐘の書。
内容説明
近未来に起こりうる危機の全貌!地球科学の視点で日本列島の状況を分析すると、我が国の危機管理に関する喫緊の課題として、首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火の3項目があります。なかでも南海トラフ巨大地震は東日本大震災より一桁大きな災害が予測される太平洋沿岸を襲う未曾有の地震であり、日本の産業・経済・社会を直撃する激甚災害となることが確実視されています。
目次
序章 能登半島地震からわかったこと
第1章 地震の活動期に入った日本列島
第2章 想定以上の大災害となる首都直下地震
第3章 「西日本大震災」という時限爆弾
第4章 南海トラフ巨大地震が誘発する富士山噴火
第5章 災害、異常気象で世界はどう変わっていくのか
第6章 「これからの大災害」に不安を感じないために
第7章 科学で災害はコントロールできるのか
終章 地球や自然とどうつきあうか
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年生まれ。筑波大学附属駒場高校を経て東京大学理学部地学科卒業。通産省(現・経済産業省)を経て1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。2021年より京都大学名誉教授、2023年より京都大学経営管理大学院客員教授、龍谷大学客員教授。理学博士(東京大学)。専門は地球科学・火山学・科学教育。テレビや講演会で科学を明快に解説する「科学の伝道師」。数百人の学生が講義に詰めかけた「京大人気No.1教授」。YouTube「京都大学最終講義」は107万回以上再生中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
coldsurgeon
華形 満
aochama
倉屋敷??