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出版社内容情報
歩夢に敗れて初めての失冠を経験した八一は、一つの想いを固めていた。そして自らの意思で銀子の元を訪れる。
「銀子ちゃん。将棋を指そう」
「将棋を?」
「そう。俺が勝ったら――」
その一方、天衣との激闘を制し、将棋を続けられることになったあいは、深刻なダメージから回復できずにいた。
追い詰められたあいは一発逆転を狙い星雲戦の本戦に臨み……そして遂に二人の天才が相見える!
「弟子をグチャグチャにすれば八一さんも本気を出してくれるよね?」
現実に抗う棋士たちの姿を描く将棋ラノベ、いよいよ最終盤の19巻!!
内容説明
歩夢に敗れて初めての失冠を経験した八一は、一つの想いを固めていた。そして自らの意思で銀子の元を訪れる。「銀子ちゃん。将棋を指そう」「将棋を?」「そう。俺が勝ったら―」その一方、天衣との激闘を制し、将棋を続けられることになったあいは、深刻なダメージから回復できずにいた。追い詰められたあいは一発逆転を狙い星雲戦の本戦に臨み…そして遂に二人の天才が相見える!「弟子をグチャグチャにすれば八一さんも本気を出してくれるよね?」現実に抗う棋士たちの姿を描く将棋ラノベ、いよいよ最終盤の19巻!!第28回将棋ペンクラブ大賞優秀賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
51
こういうのが読みたかったんですよ!! スーパーコンピューターが見せたという将棋の結末とどう向き合うのかではなく、将棋が如何に人の心を揺さぶり熱くするか。それが八一と創太の対局ではこれでもかというくらいに凝縮表現されていて。そして多くの人に背中を押されて遂にれ立ち上がった白雪姫。この物語がどんな結末をを迎えるのか、最終巻となる次巻が楽しみです。2024/06/20
星野流人
47
クライマックスに向けて準備万端!といったところでしょうか。ばらばらになってしまっていた清滝一門が、ここに来てついにひとつの目的地に収束していく激アツ展開。現実世界に寄り添うよりも、創作だからこその夢を描く方向に舵を切った、その先の未来がとても楽しみです。そして個人的にいちばん熱かったのは、将棋そっちのけ(ではないのだろうとは思いますが)でレディースラノベ執筆に邁進する桂香さんでした。羞恥心をかなぐり捨てて、欲望全てを叩きつけて幸せになってほしい!元々好きでしたが、桂香さんのことが更にグッと好きになりました2024/06/24
よっち
27
歩夢に敗れて初めての失冠を経験して、一つの想いを固めて自らの意思で銀子の元を訪れた八一。一方、天衣との激闘を何とか制したあいの苦悩が描かれる第19弾。覚悟を持って銀子の元を訪れて勝負を挑んだ八一の覚悟。一方、将棋を続けられることになったものの深刻なダメージから回復できず追い詰められるあい。物語がどこに向かうのか、それぞれの覚悟や不屈なヒロインたちの熱い思いも描かれる中、タイトルの意味も含めて方向性が見えてきた今回の展開でしたけど、相手の将棋観をぶち壊すような将棋をする創多もまた八一好き過ぎでしたね(苦笑)2024/06/13
さとうはるみ
16
最後のシーンはとても美しい。 1巻から連綿と人間ドラマが将棋を通して 続いてきていてそれを読ませてもらっているんだなと。 一気に19巻まで読んだからもあるけれど、 初めてシリーズもののラノベに連続性というか 繋がり・一貫性を感じたのだ。 それまで読んでいた本たちはどこかブツ切りで連続を感じることができなかったから。 それでも好きなシリーズは読んでいたけど。 ああ、このシリーズの主人公は雛鶴あいさんではないか?と。1巻からずっと。2025/05/02
RASCAL
14
いよいよあと1冊か。著者が考えたラスト、どんなんだろうなーと、今からワクワクです。アニメは6巻分くらいで終わっちゃったけど、ここまで続けてくれてありがとうございました。この作品、コメディ部分と熱血部分の割合が絶妙なんですよね。2024/06/26