SB新書<br> 発達障害の子どもたちは世界をどう見ているのか

電子版価格
¥990
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

SB新書
発達障害の子どもたちは世界をどう見ているのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815622770
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「うちの子、もしかしたら発達障害かも…」
「動き回ってばかりで、どうしたらいいかわからない」
「学校の勉強についていけていないみたいで心配」

子どもの発達障害はデリケートなトピックです。そのため、あまりふれないほうがよいのかも…と遠回しにしてしまうことも多いかもしれません。
ですが、身近にいる発達障害の子どもたち(発達障害かもしれない子も含みます)が、どのように世界を捉え、感じているのかを理解できたとしたらどうでしょう?
これまでよりも少しだけ肩の力を抜いて、ともに日々を過ごせるようになるかもしれません。

不可解な行動、イライラしてしまう言動……それらにはすべて、理由があります。
さらにいえば、あらゆるアクションの裏側には子どもたち一人ひとりの思いが隠されているのです。

本書では、発達障害の専門医であり、現場での臨床経験も豊富な岩波明医師による、当事者目線での丁寧な解説をお読みいただけます。
代表的な発達障害として、ASD・LD・ADHDを章ごとに取り上げています。また、各章の末には実際の患者さんの事例を匿名でご紹介しています。
「こんなケースがあるんだ!」「周囲はこうやってサポートすべきなのか」「逆にこういう接し方はあまりよくないのかもしれない…」などと、たくさんの気づきが得られるでしょう。

本書を通じて、日々感じている「なんで?」「どうしてこうなる?」「イライラ」「もう大変でお手上げだ…」みなさんのそんな思いが少しでも軽くなり、明るい明日の迎える一助になれば幸いです。

内容説明

「見ている世界」のちがいがわかれば、寄り添うヒントが得られる。身近にいる発達障害の子どもが、どのように世界を捉え、感じているのかを理解できたとしたら…?「なんで?」や「イライラ」が減り、これまでよりも少しだけ肩の力を抜いて、ともに日々を過ごせるようになるかもしれません。当事者に関する事例紹介と、医学的知見にもとづいたよりよい接し方を豊富に盛り込んだ1冊。

目次

序章 周りとは少し違う子どもたち
第1章 あらためて発達障害とはなにか?
第2章 ASDの子どもたちは世界をこう見ている
第3章 LDの子どもたちは世界をこう見ている
第4章 ADHDの子どもたちは世界をこう見ている
終章 子どもの発達障害にはこんな取り柄や強みがある

著者等紹介

岩波明[イワナミアキラ]
1959年、横浜市生まれ。東京大学医学部医学科卒業。専門は「精神生理学」。東大病院精神科、ドイツ留学を経て、埼玉医科大学、東京都立松沢病院において、重症例を含むさまざまな分野の診療にあたる。うつ病の薬物療法、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪、司法精神医療など、幅広いジャンル、疾患に対応する。2008年に昭和大学医学部精神医学講座准教授、2012年に同大学精神医学講座主任教授に就任、2015年昭和大学附属烏山病院病院長を兼任。多くの臨床経験からリアリティ溢れた症例を紹介し、現代社会のさまざまな現象に鋭く切り込み、多数のベストセラーを創出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

32
発達障害と診断したところで、正直意味があるのだろうかと思う、、、大事なのは、その子たちが社会生活を送りやすい世の中をつくることだし、その子たちのよさを伸ばしていくことだと思う。しかし、それが学校現場だけでは無理。25人学級なら、まだ手が回るかもね。2024/03/31

kitten

10
図書館本。発達障害、特にASD,ADHD,LDに関する話。ADHDに関しては有効な治療薬があるけれども、基本的には「特性を知り、それに対処する」に尽きる。ただ、発達障害といっても人それぞれ。イレギュラーなできごとにストレス抱えるのは私だってそうだし、息子はひょっとしたらLDも入っているかも。宿題を親が手伝ってもよい、というのは、なるほど、と。私も作文系の宿題は手伝ってるもんな。ある程度は訓練してどうにかなるのかな?無理なもんは無理という気もする。「窓際のトットちゃん」はADHDとのこと。気になるな。2023/12/30

れい

8
【図書館】世界をどう見ているかというタイトルから、もっと当事者目線で書かれているものと思ったけど、事例の寄せ集めなので、やっぱり外から観察される彼らというスタンスで進む。後半、ASDとADHDの事例がごっちゃになっている印象を受けたけれど、結局のところ両者もスペクトラム上に存在するのかもしれず、ハッキリとは分けられない症例も少なからずあるようだった。DSM5になって診断基準が簡素化されているのだから、それ以外のところで被るところも出てくるだろうとは思っていた。研究がもっと進めばもっと良い方向へ変わるかな。2024/01/08

decomo

5
入門書ですね。とてもわかりやすくは書いてあると思う。「認知症世界の歩き方」みたいなのを想像していたら、違いました。2024/02/02

ぞだぐぁ

4
ケーキを切れない~の様に発達障害の子どもの視覚的な見え方(ディスレクシアで文字が歪むとか)ではなく、最近は大人の発達障害の本が多いから子どもの発達障害に重点を置いて書かれた本。 この前ツイッターで「結婚相手に向かない人は~」って話で出て来た話がまんま同じ様な絵で『サリー・アン課題』と言うASDの人を見分けるテストだったから共感性が無い人を結婚相手にしてはいけないってことを示してるのかとか納得できた。 あと、親にヒアリングすると正常性バイアスとかかかるから学校の通知表の方が信用できるとか、ページ単位で(続く2023/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21550199
  • ご注意事項