出版社内容情報
ChatGPTを代表格とする文章生成AI、ミッドジャーニーやステーブル・ディフュージョンに代表される画像生成AIなど、各ジャンルで高機能のAI技術が続々と誕生している今。
あらゆるビジネスパーソンはそれらの概要を理解し、使いこなせなければ生き残れない時代が到来しているといえます。
さらには、最新のテクノロジーツールを自在に操れたうえで、自らのプレゼンスを高めるために、「己の付加価値をどうビジネスで生み出すか」が問われ始めてもいます。
そんななか、多くの働く人の頭にあることは、「テクノロジーによって自分の仕事が奪われるのではないか」「共生していくにしても、太刀打ちできる気がしない…」という危機感でしょう。
数年前は、「どんなに技術が進歩しても、ヒトにしかできない仕事やクリエイティビティはある」と信じて疑わなかった人々でさえ、この現実を目の前にして「いよいよ本格的に多くの人が失業するのでは?」と考えを一転させているはずです。
本書は、かねてよりAIやメタバース、テクノロジーと雇用の関係性について、先見的な意見を述べてきた経済学者・井上氏が、この大変革期に「人工知能が私たちの雇用と経済に与える影響」についてやさしく語る1冊です。
内容説明
AIで明暗が分かれる仕事、業界、日本の未来を経済学者が大予測。各種生成AIの登場により、本格的に失業の脅威や可能性について、多くの人々が肌身をもって感じるようになっている。そんな今、経済とAIにくわしい著者が語る、AI時代の雇用大変革の実態、ビジネスパーソンにとっての生存戦略、さらには最新テクノロジーと私たち人間の付き合い方を軸とした日本の未来予測。
目次
第1章 生成AIは仕事のあり方をどう変えるのか?(生成AIがもたらす「アイディア即プロダクト」の経済;シンギュラリティはいつ到来するのか? ほか)
第2章 人工知能は私たちの仕事を奪うのか?(AI失業は本当に起きるのか?;生成AIは各職業にどのような影響を及ぼすか? ほか)
第3章 人工知能が引き起こす新たな産業革命(人工知能の歴史的な進歩と産業革命;人工知能によって進む生産活動のスマート化 ほか)
第4章 人工知能は日本経済をどう変えるか?(国の繁栄と人工知能;日本はなぜAI後進国に陥ったか? ほか)
第5章 人工知能と人間は共生可能か?(人工知能が引き起こす社会問題とは?;私たちは本当に思考しているのか? ほか)
著者等紹介
井上智洋[イノウエトモヒロ]
経済学者・駒澤大学経済学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2011年に早稲田大学大学院経済学研究科で博士号を取得。早稲田大学政治経済学部助教、駒澤大学経済学部講師を経て、2017年より駒澤大学経済学部准教授。専門はマクロ経済学。最近は人工知能が経済に与える影響について論じることが多い。2016年12月には、日経ビジネス「次代を創る100人」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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