GA文庫<br> 竜と祭礼〈3〉―神の諸形態

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GA文庫
竜と祭礼〈3〉―神の諸形態

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784815607463
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

“竜の杖”の依頼から季節はめぐり、冬。イクスは作杖のため、ある修道院へ向かっていた。亡霊哭く“神の街”エストーシャ。魔法杖の祖レドノフの伝説が残るその街で、イクスは職人仲間と出会い、自らの職人としての在り方を見つめ直しはじめる。
その頃、故郷に戻るはずだったユーイはマレー教の勢力争いに巻き込まれ、ノバとともにエストーシャの神学会議に出席していた。異教徒ユーイを召喚した新派の狙いとは――。
レドノフの“究極の杖”は実在するのか。マレー教の、そしてルクッタの神とは。謎の爆破予告で神学会議に動揺が走るなか、イクスとユーイの思惑が“星拝”の日に交差する。杖職人たちの物語、雪と星の第3巻。

内容説明

“竜の杖”の依頼から季節はめぐり、冬。イクスは作杖のため、ある修道院へ向かっていた。亡霊哭く“神の街”エストーシャ。魔法杖の祖レドノフの伝説が残るその街で、イクスは職人仲間と出会い、自らの職人としての在り方を見つけ直しはじめる。その頃、故郷に戻るはずだったユーイはマレー教の勢力争いに巻き込まれ、ノバとともにエストーシャの神学会議に出席していた。異教徒ユーイを召喚した新派の狙いとは―。レドノフの“究極の杖”は実在するのか。マレー教の、そしてルクッタの神とは。謎の爆破予告で神学会議に動揺が走るなか、イクスとユーイの思惑が“星拝”の日に交差する。杖職人たちの物語、雪と星の第3巻。GA文庫大賞発。伝承と探求の本格ファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

43
作杖の依頼で神の街エストーシャの修道院へ向かったイクス。魔法杖の祖レドノフの伝説が残るその街でイクスは職人仲間・シュノと出会い、職人としての在り方を見つめ直しはじめる第三弾。イクスが依頼で出会った同年代の魔法杖職人のシュノとの刺激的な邂逅。故郷に戻るはずがマレー教の勢力争いに巻き込まれ、エストーシャの神学会議に出席するユーイ。魔法杖職人に対する想いを自覚する中、思わぬ形で将来の選択肢を提示されたイスクと彼女の思ってもみなかった形での再会が、今後の展開にどう影響してゆくのかとても気になる印象的な結末でした。2020/09/12

まるぼろ

34
さて今巻、イクスは作杖の為に「神の街」エストーシャに訪れるが、その街にはある杖に関する伝説があり…、そしてユーイもまた異なった理由からエストーシャに滞在するが…というお話です。今巻もまた面白かったです、そして今までぼんやりと語られていたマレー教新派の解釈がとても恐ろしいと感じてしまった巻でもありました。今巻から登場したシュノはとても良いキャラだったのでこれからも登場してほしい所です。今巻の事でイクスはエストーシャに店を構え、ユーイは国元へ戻り…という事になるのでしょうが果たして…、次巻の動向も楽しみです。2020/10/17

ナギ

31
相変わらず地味な展開ですが、広げた風呂敷を回収してますね。守るべきものは何なのか考えさせられます。2021/03/02

ツバサ

26
だんだん思考を重ねていくうちにたどり着いたイクスとユーイの再会のところは情報量の多さにやられそうになるが、噛み砕いていく楽しさがありました。感想書きづらいのは魅力が形を見せないからか。次巻が楽しみです。2020/09/14

のれん

25
今回は犯人がいる分、ミステリ感も強まってたけど、なにより一番の謎は神学の考察から動く目指すべき理想像となっている。 一神教の強みは解釈を神の奇跡という一点に絞れること。だからなに言っても信仰は崩れない。科学もまた数理論や実検の計測から法則があると仮定しているわけで、その構造そのものを取り入れられる信仰は無敵理論だ。 故にその信仰がなければ、理想やら究極の存在は消えてしまう。では職人は、高みを目指す者はどこに行けば良いのか。 イクスは諦めの様子だが、既に境地を通った兄弟子たちもいる。職人道の先が気になる。2020/09/12

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