SB新書<br> 新しい日本人論―その「強み」と「弱み」

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新しい日本人論―その「強み」と「弱み」

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815605049
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本、中国、米国の視点から日本の「強み」と「弱み」を分析。
新しい時代の日本の在り方についての指針を論じていく。

令和という新しい時代を迎えた日本だが、グローバル化がますます進展するなかで、日本を取り巻く国際関係は、かつてないほどに緊張感をましている。米中の貿易戦争や香港デモ、日韓問題、英国によるEU離脱、巨大IT企業による個人情報の独占など。
国家間の距離が縮まっていくからこそ、日本人がいかに、日本人としてのアイデンティティを形成していくかが、今後重要になってくる。本書では日本の文化に根差したアイデンティティとは何かを、比較文化論的な視点から論じていく。

内容説明

令和という新しい時代を迎えた日本だが、グローバル化がますます進展するなかで、我が国を取り巻く国際情勢は、かつてないほどに緊張感をましている。米中貿易戦争や香港デモ、日韓問題など。国家間の距離が縮まっているからこそ、日本人が、いかに日本人としてのアイデンティティを形成していくかが、重要になってくる。文化に根差したアイデンティティとは何か。比較文化論的な視点から論じていく。

目次

第1章 日本の天皇と神道(「令和」は、日本の国書を典拠とした最初の元号;「天皇晴れ」という神話のような奇跡 ほか)
第2章 日本文化の本質とは何か(左右対称ではない日本の芸術;人と自然は対立しない ほか)
第3章 混迷する国際社会と日本(異常な国になりつつあるアメリカ;中国の言うことはプロパガンダ ほか)
第4章 日本の「強み」をいかに活かすか(日本が再軍備する利点とは;普通科と特科 ほか)

著者等紹介

加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年東京生まれ。外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。公益社団法人隊友会理事、東京国際大学特命教授

ギルバート,ケント[ギルバート,ケント] [Gilbert,Kent Shidney]
米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年生

石平[セキヘイ]
評論家。1962年、中国四川省成都市生まれ。80年、北京大学哲学部に入学後、中国民主化運動に傾倒。84年、同大学を卒業後、四川大学講師を経て、88年に来日。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年より執筆活動に入り、07年に日本国籍を取得。14年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP研究所)で第23回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nabe

4
日本人の職人気質やおもてなしは強みであり、性善説に拠って他と接してしまう点は弱みであるという。平成の御代代わりは崩御の印象が強くて明るさには乏しかったように思うが、令和では明るく迎えられ、多くの人が神代からの儀式を目にして伝統を再認識できた事は本当に日本人として喜ぶべき事と思う。 石平氏は本当に「〜わな。」っていう話し方なのか?2020/02/16

hiyu

3
対談による日本人論、日本の在り方について示している。日本に住み、日本文化に接しているはずなのにそのほとんどに気づかされぬまま過ごした身が恥ずかしくなる。2023/03/03

dai267712

3
3人それぞれの日本文化の見識が知れて参考になりました。特に加瀬先生の奥深い見識には驚きました。日本語の語源や宗教観など非常に勉強になったのと、性善説の危険性には納得するばかりでした。いい鼎談本でした。2020/03/22

コービー

2
『ジョンレノンは「おかげさまで」という日本語が世界で最も美しいと言っていた』『日本人は「灰色思考」が得意』など、日本人の特徴を再認識できました。宗教の対立が少なく農耕文化により共同的な社会が作られてきたことも関係しているかもしれません。そういえば、厳島神社が陸と海の区別がなく時間帯によって入れ替わるのも灰色思考によるものなのかも。日本人は昔から自然との融合を大切にし癒されていたのですね。2020/09/20

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