内容説明
地下世界の少年・レパルト・コルシカは、戦いになるとどんな相手でも戦闘力がマイナス1弱くなってしまう呪いを持っていた。ゆえに、誰にも勝つことが出来ない彼は『善戦帝王』と呼ばれていた。ある日突然、地下世界にオーク族の魔王軍が侵略してくる。レパルトは呪いのスキルを駆使し、撃退するも重症を負ってしまう。ヴァンパイアの姫・ブリシェールはレパルトの傷を癒やすため、体を交え、眷属への契約を行なう。しかし、契約による交わいにも呪いが発揮され、レパルトは絶頂するもブリシェールは絶頂のギリギリで寸止めされ―。書籍化に伴い読みやすく大幅改稿・官能シーン増!書き下ろしに「線引き」「病んだ聖母」も収録。
著者等紹介
アニッキーブラッザー[アニッキーブラッザー]
神奈川県出身。サラリーマンをしながら、執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aki
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原作未読。地下で生きる少年は戦う相手よりほんの僅かだけ弱くなる呪いに掛かっていた。そんな少年の住む地下世界にオークが侵略してきて…なお話。ほんの僅か弱くなるということはどんな相手にも勝てないが強大な敵とも渡り合える、という発想が面白い。その差を埋めるのがヒロインの一人であるヴァンパイアの姫である。呪いは官能シーンでも活かされ、少年は絶頂するがヒロインは絶頂寸前の寸止めに陥るという発想の転換も上手い。ヴァンパイアの姫や姫騎士といった高貴なヒロインが寸止めに抗えず下品に淫れる様は満足感が高かった。続刊に期待。
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