出版社内容情報
侯爵令嬢であるティナは両親から疎まれ老子爵の後妻として嫁がされそうになるが、直前で隣国の公爵令息・ジスランとの縁談が舞い込む。
しかしジスランは極度の女嫌いで会ってもくれない。
そこでティナは官吏登用試験を受け、事務官としてジスランの側に仕えることに。
ティナの顔すら知らないジスランは〝部下の事務官〟であるティナに徐々に惹かれていくが……。
内容説明
隣国から公爵令息ジスランに嫁ぐためにやってきたクレメンティーネは、多忙を理由に婚約者に会おうとしない彼に会うため官吏となって彼の部下として働き始める。ジスランは有能な彼女に好感を覚えるが、自分の婚約者だとは気付かない。「甘えたらいい。君のためなら構わない」優しい言葉に恋心を募らせるクレメンティーネだが、ジスランは好きな女性がいるから縁談は白紙にしたいと言いだし！？
著者等紹介
佐木ささめ［サキササメ］
愛知県出身の物書き（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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10
中古。政略結婚のため婚約相手のヒーロー家に滞在するも、当のヒーローは女嫌いで縁談を拒否。勤め先から帰らず、肩身の狭い隣国令嬢ヒロイン。顔見知りの司祭から自分から彼に近づいてみたらと勧められ、官使試験を突破し彼の部下として勤め始めるが…。女を感じさせぬ部下として彼と親しくなり素性を明かせなくなったヒロインと、そんな彼女を意識し、女性として惹かれていくヒーロー。２人の仕事ぶりや信頼を得て彼の態度が変化していく様子、遂には彼女に過剰な過保護ぶりや独占欲を見せ、もはや上司の域じゃないだろう…となる過程が細やかに→2025/08/15
ルーシー
4
政略結婚で公爵家へやってきたヒロインだったが当の令息が大の女嫌いで実家にも帰って来ず顔合わせもできないでいる。悩むヒロインに礼拝先の司祭があるアドバイスを授けて…。 淑女だけど結構行動力があり芯が強く健気なヒロインです。 そんな彼女に女嫌いのヒーローもだんだん惹かれていくけれど、初めから拗れている二人の関係に周りが関わってどんどん拗れていってヒロインとなぜか宰相も不憫でした。 救世主の王太子妃が凛々しく素敵でした。また「反省！」の王太子の正座もおかしかったです。 そして思いがけない再会も素敵でした。 2025/05/08
