内容説明
武術の極意は途方もなくつかみづらいもの。さて、そこを率直に訊いてみたら?…「消える動き」を行うためには、どうすればいいのですか?…剣術から柔術、絶技の感覚から稽古法まで、達人がすべて答えます!
目次
第1章 力の絶対的否定
第2章 無足の法
第3章 “手を使わぬ”抜刀
第4章 “魔の太刀”廻剣
第5章 消える動き
第6章 腰を落とせ!
第7章 柔術は剣術を引き上げる
第8章 “型”からもたらされるもの
第9章 かつての“竹刀稽古”
第10章 稽古と上達
著者等紹介
黒田鉄山[クロダテツザン]
振武舘黒田道場館長。1950年埼玉県生まれ。祖父泰治鉄心斎、父繁樹に就き、家伝の武術を学ぶ。民弥流居合術、駒川改心流剣術、四心多久間流柔術、椿木小天狗流棒術、誠玉小栗流殺活術の五流の宗家。現在も振武舘黒田道場において、弟子と共に武術本来の動きを追求し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なつきネコ@中学入学した化け猫
5
武術の神妙なる世界の話を聞くたびに私はその片鱗でも掠れているんだろうかと悩む。特に今年に入り、折をみて居合いの型を試す事が多いけど、自己満足な気がする。言っている事は理解できるが体はどこまでわかっているのか悩む。力を抜き、腰を低く、拗じらずに素直に抜く。簡単な事なのに。しかし、鉄山氏が祖父の泰治翁の話の中で翁の体感の世界を理解できなかった若い自身、それが時を経て近づいていく。その話に武術家の家系の深さを聞いた気がする。そういった家族の思い出の積み重ねと、祖父の世界を知る感覚は羨ましくもステキだなと思う。2020/01/08
クックーナ
3
只管打坐の重要性がわかった。2019/05/21
K Goro
0
宗家と「そうけぇ」が駄洒落になっている。2024/06/19