出版社内容情報
田辺元(1885~1962)は自分の生涯についてほとんど語らなかっただけに、その人物については膨大な哲学著作の影に隠れたままになっていた。本書では、田辺の人柄や生き方を明らかにすることで、厳密な思索と対照的な田辺元の人格を描く。初の本格的評伝。新資料「義兄田辺元の思い出─附、姉千代子のこと」を収録。
【目次】
内容説明
田辺元(1885~1962)は自分の生涯についてほとんど語らなかっただけに、その人物については膨大な哲学著作の影に隠れたままになっていた。本書では、田辺の人柄や生き方を明らかにすることで、厳密な思索とは対照的な人間田辺元の人格を描く。新資料「義兄田辺元の思い出―附、姉千代子のこと」を収録。
目次
第1章 田辺元の生涯とその人となり
第2章 研究者への道
第3章 京都大学哲学科を背負って
第4章 田辺哲学の構築に向けて
第5章 西田哲学との対決
第6章 転換点に立つ田辺元
第7章 挫折からの出発
第8章 哲学と芸術
第9章 ハイデッガー批判と「死の哲学」の構想
第10章 晩年の思索―『マラルメ覚書』をめぐって
著者等紹介
藤田正勝[フジタマサカツ]
1949年生まれ。京都大学、ドイツ・ボーフム大学大学院修了。京都大学大学院文学研究科、同大学院総合生存学館教授を経て、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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