出版社内容情報
唐代を中心に皇太子儀礼、皇太子号追贈・太子廟等の制度から、皇太子の存在が政権の安寧のために如何に有効利用されたかを解明する。
内容説明
皇太子制度から見る中国の中央集権の確立。「釈奠」「歯冑の礼」「皇太子号追贈」「太子廟」等々、政権の安寧を図るべく形成された皇太子制度を解明する。
目次
序論
第1章 西晋における太子師傳―皇太子の守り役の役割
第2章 釈奠と歯冑の礼―資質の顕示としての皇太子儀礼
第3章 唐代における皇太子号と皇帝号の追贈―功績重視の皇太子位
第4章 唐代における太子廟―皇帝の資質と「孝」と「悌」
第5章 唐代の皇太子監国―皇位継承からみた
結論
著者等紹介
千田豊[センダユタカ]
1989年兵庫県生まれ。2019年京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻博士後期課程修了、博士(人間・環境学)。現在、大手前大学非常勤講師・帝塚山学院中学校高等学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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