地域研究のフロンティア<br> 脱新自由主義の時代?―新しい政治経済秩収の模索

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地域研究のフロンティア
脱新自由主義の時代?―新しい政治経済秩収の模索

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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784814001033
  • NDC分類 309.1
  • Cコード C3331

出版社内容情報

経済システムの崩壊とハイパーインフレを緊急に克服するという意味では,ネオリベラリズムは一部の地域,特に南米と東欧で一定の成功を示した。しかし,その重篤な副作用としての格差の拡大固定,民主主義の形骸化や人間的な社会関係の喪失は,強く批判されている。ネオリベラリズムとは世界史にとって何だったのか。現場から検証する。

はしがき

序章 「ネオリベラリズム」の後にくるもの[仙石 学]
 ? なぜいま再び「ネオリベラリズム」なのか  ??経済の選択と政治の選択
 ? 新興民主主義諸国における「ネオリベラリズム」後の「ネオリベラリズム」?
 ? 本書の構成

第1章 「ポストネオリベラル」期の年金制度?
  ??東欧諸国における多柱型年金制度の再改革[仙石 学]
 ? 東欧諸国における年金制度の再改編  ??「ポスト」ネオリベラル型の年金制度?
 ? 第2次年金制度改編の背景と方向性
 ? 基金型年金制度とリベラル系政党の対応
 ? 「ポストネオリベラリズム期」における混迷?

第2章 危機意識に支えられるエストニアの「ネオリベラリズム」[小森宏美]
 ? 依然として「ネオリベラリズム」なのか?
 ? 改革党の躍進とその全盛期
 ? エストニア政治の不安的な側面
 ? 限られた選択肢の中での安定

第3章 ネオリベラリズムと社会的投資
  ??チェコ共和国における家族政策,教育政策改革への影響とその限界
[中田瑞穂]
 ? ネオリベラリズム,社会的投資戦略に基づく社会改革の試みと限界
 ? チェコの家族政策・教育政策
 ? EUのリスボン戦略とOECD
 ? EU加盟以降の改革の試みと政党間対立
 ? ハイブリッドレジームにおける歴史の呪縛

第4章 スペイン・ポルトガルにおける新自由主義の「奇妙な不死」
  ??民主化と欧州化の政策遺産とその変容[横田正顕]
 ? 新自由主義の強靭性
 ? 政党間競争のダイナミクス
 ? 新自由主義的欧州の中のスペイン・ポルトガル
 ? 危機の政治的帰結
 ? 新自由主義の「再埋め込み」?

第5章 ラテンアメリカ穏健左派支持における経済投票
  ??ウルグアイの拡大戦線の事例[出岡直也]
 ? 「ポストネオリベラル」期ラテンアメリカにおけるネオリベラル的政策の連続・逆転を決めるものとしての経済投票?
 ? ウルグアイの事例の意味
 ? ウルグアイにおける左派政権成立・維持の経緯,および,説明されるべき選挙結果
 ? 拡大戦線票に関連する先行研究からの考察
 ? 2001年と2008年のサーベイ・データによる拡大戦線票の分析
 ? 結論と含意

第6章 ポスト新自由主義期ラテンアメリカの「右旋回」
  ??ペルーとホンジュラスの事例から[村上勇介]
 ? ポスト新自由主義段階にあるラテンアメリカ
 ? ペルーの「急進左派」勢力の台頭と政権の軌跡
 ? 「右旋回」の構造的背景
 ? ホンジュラスの事例
 ? ポスト新自由主義期の「右旋回」の構造的な背景

索 引

仙石 学[センゴク マナブ]
1964年生 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授
比較政治学,中東欧比較政治経済専攻
最近の業績は「動揺するヨーロッパ ?中東欧諸国はどこに活路を求めるのか?」村上勇介・帯谷知可編『融解と再創造の世界秩序』(青弓社,2016年),『ネオリベラリズムの実践現場 ?中東欧・ロシアとラテンアメリカ』(村上勇介と共編)(京都大学学術出版会,2013年)他。

内容説明

経済システムの崩壊とハイパーインフレを緊急に克服するという意味では、ネオリベラリズムは一部の地域、特に南米と東欧で一定の成功を示した。しかし、その重篤な副作用としての格差の拡大固定、民主主義の形骸化や人間的な社会関係の喪失は、強く批判されている。ネオリベラリズムとは世界史にとって何だったのか。現場から検証する。

目次

序章 「ネオリベラリズム」の後にくるもの
第1章 「ポストネオリベラル」期の年金制度?―東欧諸国における多柱型年金制度の再改革
第2章 危機意識に支えられるエストニアの「ネオリベラリズム」
第3章 ネオリベラリズムと社会的投資―チェコ共和国における家族政策、教育政策改革への影響とその限界
第4章 スペイン・ポルトガルにおける新自由主義の「奇妙な不死」―民主化と欧州化の政策遺産とその変容
第5章 ラテンアメリカ穏健左派支持における経済投票―ウルグアイの拡大戦線の事例
第6章 ポスト新自由主義期ラテンアメリカの「右旋回」―ペルーとホンジュラスの事例から

著者等紹介

仙石学[センゴクマナブ]
1964年生。北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。比較政治学、中東欧比較政治経済専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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