出版社内容情報
多くの者に慕われてきた公爵令嬢・アデライトが、王妃の宝石を盗んだ事件の犯人として追放された――。王太子・エリックはアデライトとの婚約を破棄すると、すぐに愛人を新たな婚約者として迎え入れることに。愛を選び、明るい未来に想いを馳せる一方で、我儘な愛人は好き勝手し放題。次第に二人は周囲から冷ややかな目で見られるようになっていく。追放から三年後、以前よりも幸せそうなアデライトと再会すると、エリックは自身が犯した過ちを思い知らされて…? これはある才女の追放から始まった、祖国に残された者達の破滅と後悔の物語。
【目次】