出版社内容情報
永井すずはある出来事をきっかけに夢から逃げ、気持ちを隠し優等生を演じていた。しかし、クラスの人気者・千田彰人から話しかけられ平穏な生活は崩れ始める。底抜けに明るい彰人に嫌悪感を抱くすずだったが、話していくうちに仲が深まっていく。そんな時、いつもとは違い彰人が真剣な眼差しで弓道に励んでいる姿を目撃する。過去にすずも弓道を習っていたのだが、それはすずが逃げた夢でもあった。色々な葛藤を抱えながらも彰人から「もう一度前を向けよ」と言われ、すずは自分を取り戻すことを決意し――。
【目次】
内容説明
明るい人気者×内気な優等生正反対のふたりの青春部活物語!永井すずはある出来事をきっかけに夢から逃げ、気持ちを隠し優等生を演じていた。しかし、クラスの人気者・千田彰人から話しかけられ平穏な生活は崩れ始める。底抜けに明るい彰人に嫌悪感を抱くすずだったが、話していくうちに仲が深まっていく。そんな時、いつもとは違い彰人が真剣な眼差しで弓道に励んでいる姿を目撃する。過去にすずも弓道を習っていたのだが、それはすずが逃げた夢でもあった。色々な葛藤を抱えながらも彰人から「もう一度前を向けよ」と言われ、すずは自分を取り戻すことを決意し―。
著者等紹介
水瀬さら[ミナセサラ]
神奈川県出身。『あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った』(アルファポリス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
22
ある出来事をきっかけに夢から逃げ、気持ちを隠して優等生を演じる永井すず。しかしクラスの人気者・千田彰人から話しかけられ、変わっていく青春小説。底抜けに明るく無邪気な彰人を最初は煩わしく感じていたすずが、話すうちに印象が変わり仲が深まっていく中、彰人が真剣な眼差しで弓道に励む姿を目撃して、一度は逃げた夢に再び向き合い始める展開で、彰人の言葉や存在がすずの心の奥に眠っていた想いを呼び起こしていく過程を丁寧に描いていましたが、すず自身もまた誰かのヒーローになっていく確かな希望を感じる結末はなかなか良かったです。2025/10/02
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- 1ミリのズレが許せなくて世界制覇しまし…