スターツ出版文庫 大正偽恋物語―不本意ですが御曹司の恋人になります

小谷 杏子【著】

スターツ出版（2022/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 317p／高さ 15cm
• 商品コード 9784813712138
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

期間限定の恋人契約のはずが…
「君を愛する気持ちに偽りはない」
時は大正四年。両親を亡くし叔父夫婦に引き取られ、虐げられて育った没落令嬢・御鍵(みかぎ)絹(きぬ)香(か)。嫌がらせばかりの毎日に嫌気がさしていた。ある日、絹香は車に轢かれそうなところを偶然居合わせた子爵令息・長丘敦貴に後ろから抱きすくめられ、助けてもらう。敦貴に突然『恋人役にならないか』と提案され、絹香は迷わず受け入れる。期間限定の恋人契約のはずが、文通やデートを重ねるうちにお互い惹かれていく。絹香は偽物の恋人だから好きになってはいけないと葛藤するが、敦貴に「全力で君を守りたい」と言われ愛されて…。

内容説明

時は大正四年。両親を亡くし叔父夫婦に引き取られ、虐げられて育った没落令嬢・御鍵絹香。嫌がらせばかりの毎日に嫌気がさしていた。ある日、絹香は車に轢かれそうなところを偶然居合わせた子爵令息・長丘敦貴に後ろから抱きすくめられ、助けてもらう。敦貴に突然『恋人役にならないか』と提案され、絹香は迷わず受け入れる。期間限定の恋人契約のはずが、文通やデートを重ねるうちにお互い惹かれていく。絹香は偽物の恋人だから好きになってはいけないと葛藤するが、敦貴に「全力で君を守りたい」と言われ愛されて…。

著者等紹介

小谷杏子［コタニキョウコ］
福岡県在住。２０１９年第４回スターツ出版文庫にて「透明なぼくらは、この結末を信じない」が優秀賞を受賞。「八月、ぼくらの後悔にさよならを」に改題しデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっしー]

「恋」と言う物に縁の無かった2人が、恋人ごっこを通じてどういう物なのかを知るお話。婚約間近の許婚がいるにも関わらず、偽とはいえ恋人を作るのは世間体的にどうなのやらと思っていたのですが、大正時代はまだ愛人が認められる風潮だったのですね。婚約者とのトラブルになるのかと思いきや、全然平穏。どちらかというと、ヒロイン側のトラブルが目立っていました。不器用な2人が距離を縮めるまでの物語、楽しく読了しました。

2024/12/24

[なみ]

叔父夫婦に虐げられていた没落令嬢の絹香は、イケメン子爵令息、敦貴と契約して恋人関係になることに。 偽物だった恋は、お互いを知っていくにつれ、少しずつ本物へと変わっていきます。 2人がお互いに向けた手紙の文面がとても素敵です。特に絹香の最後の手紙が最高すぎてきゅんきゅんしました！ありがとうございます！ メインの2人はもちろんなのですが、敦貴の許嫁、沙栄の前向きなところがすごく魅力的でした。 ラストもすごく綺麗で、幸福な読後感を味わえます。

2022/01/31

[お咲さん]

大正版のシンデレラストーリー。若い2人の恋、さらには恋文のやり取りという今の文明世の中では考えられない、ある意味ファンタスティックな世界での話。大正も令和からすると異世界だよなあ。偽物の恋人だったけれど、それが本物へと変化していくところは胸を撫で下ろしました。恋はいい、愛はもっといい。

2022/07/14

[イカまりこ]

KU 期間限定の契約恋人ってそのまま上手くいくんでしょ～って思うけど、これは男性に婚約者がいるんだよね。婚約者がいるのに何で？って事あるごとにムッとしてしまう。でも愛情を知らずに生きてきた人が愛を理解するための期間で、そこが切ない展開をうみだしてる。ヒロインにちょっかい出す当て馬くんやヒーローの婚約者女性など心配のタネはいたけど終わってみれば嫌な人ではなく、安心して読めた感じ。叔父夫婦はクソだったけどw Xのキャンペーンで別の本から知った作家さん。当選するか分からんから読み放題で読んだけど、当選♪嬉しい

2025/02/02

[糸文]

★★★★☆ 話は結構好きだけど、表紙はね、、、

2022/10/16