スターツ出版文庫
僕は君と、本の世界で恋をした。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784813707028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

自分に自信がなく、生きづらさを抱えている文乃。ある日大学の図書館で一冊の恋愛小説と出会う。不思議なほど心惹かれていると、作者だという青年・優人に声をかけられる。「この本の世界を一緒に辿ってくれない?」―戸惑いながらも、優人と過ごすうちに文乃の冴えない毎日は変わり始める。しかしその本には、ふたりが辿る運命の秘密が隠されていて…。すべての真実が明かされる結末は感涙必至!「エブリスタ×スターツ出版文庫大賞」部門賞受賞作!

著者等紹介

水沢理乃[ミズサワリノ]
『僕は君と、本の世界で恋をした。』にてエブリスタ小説大賞2018スターツ出版文庫大賞青春恋愛部門賞を受賞し、書籍化デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

175
ファンタジーの要素も加わって、本を巡っての純愛物語。一冊の恋愛小説がきっかけに始まる。本の世界を一緒に辿っていくうちに恋におちる。恋のパワーは偉大だ。優人と出会ったことで、文乃がやりたかった事が見つかり、親とのわだかまりも解けていく。こんな話なら、ありきたりだけど、恋は愛には変わらず…。愛は愛でも違う愛というべきか…。図書館、大型書店、ブックカフェ、ブックホテルも舞台となり、本好きにはたまらない舞台設定も魅力的な物語。そして、汚れた心が清らかに浄化された気持ちにもなり、心地良い物語でもあった。2021/06/03

ポップノア♪@読書超絶停滞中

95
読友Yさんのお薦め。夏休みの大学の図書館で本を読み終えた文乃(あやの)は、大学見学に訪れていた優人(まなと)と出会う。彼はその本の作者だと名乗り、やがて二人は本の世界を辿ることに。最初は戸惑っていた文乃の日常にゆっくりと陽が射していく···。水沢さんのデビュー作ですが、本屋·古本市·ブックカフェ·ブックホテルと、本好きを狙い撃ちした したたかな設定(笑) 表紙も魅力的です。大きな展開は無くラストも予想内でしたが、二人のインドアデートは微笑ましい。でも、デジタル化が進み、紙の本が廃れていくのは寂しいなぁ。2020/01/31

ばう

54
★★★私はやっぱり電子より紙の本が好き。でも電車に乗って周りを見渡せば本を読む人は少なく、殆どの人がスマホを見ている時代。本書はそんな「紙の本」が大好きな人達が主人公です。挫折感の中、自分の本当の人生を生きられていないように見える大学生、文乃は図書館でふと手にした本に惹きつけられ、その作者だと言う青年と出会い、その物語を2人でたどるうちに次第に自分を取り戻していきます。よくある時を超えたラブストーリーなのか?と思ったら、ちょっと違いました。とても温かい、やさし気持ちになれる話でした。2020/02/11

ぶんこ

53
あまりに繊細でピュアな文乃についていけずに戸惑っているうちに、気付くとしっかり本の世界に入り込んでいました。図書館の目立たない奥にソファーがあったら、私も根が生えるでしょう。そして何よりも魅力的だったのがブックホテル。ホテル内に図書室があるのは何度か行ったことがありますが、専属司書までいて、図書館のようなところは未経験。小説の中だからと思っていたら著者後書きに実在すると書かれていてびっくり。行ってみたいです。もう一つ興味津々になったのが「白雪星草」。検索したら「白雪草」ならありました。この群生見たいです。2020/02/28

ポチ

51
純愛ファンタジーと言うのかなぁ。若いっていいですね。最後はちょこっと涙ぐんでました。2021/08/14

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