内容説明
高2のすずは、過去に川の事故で弟を亡くして以来、水への恐怖が拭い去れない。学校生活でも心を閉ざしているすずに、何かと声をかけてくるのは水泳部のエース・須賀だった。はじめはそんな須賀の存在を煙たがっていたすずだったが、彼の水泳に対する真剣な姿勢に、次第に心惹かれるようになる。しかしある日、水泳の全国大会を控えた須賀が、すずをかばって怪我をしてしまい…。不器用なふたりが乗り越えた先にある未来とは―。全力で夏を駆け抜ける二人の姿に感涙必至の青春小説!
著者等紹介
永良サチ[ナガラサチ]
2016年10月『キミがいなくなるその日まで』(スターツ出版刊)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吊り太郎
32
高2の夏を描いた作品!!主人公すずが一番嫌いな季節が夏。過去のある出来事がきっかけで嫌いになる。しかし、クラスメートの水泳部須賀が何かと、絡んで来る!プールの塩素の臭いを嗅ぐだけでも嫌なすずだが、須賀と向き合う事で、過去の出来事を徐々に乗り越えて行く!いつしか、須賀の事が気になり初め、須賀もすずの事が気になり初める。。夏休みの水泳全国大会である約束をすずと交わす!まさに青春小説って感じでした!こんな学生時代を送りたかった(笑)2018/08/09
Gonzou82
17
なんとなく都合の良すぎるお話。この手の話は暗い娘が多いのだけど、そうじゃなかったのが、救いかな。なんか理由が全てとってつけたような感じで、普通そうはならないんじゃないかなという違和感はあった。2018年当時のスタートはピストルだったのだろうか?最近は、電子音のような気がするのですが。。。2023/07/06
凍矢
8
これはこれは、という終わり方に、思わずにやりと笑ってしまいました。青春ですね。主人公がツラい過去と向き合って、生きることへの執念を持ち、部活に真摯に取り組む少年の姿に、元気をもらいました。さわやかに読める1冊でした。2018/07/11
高南(たかみな)
5
夏!プール!恋!青春!疾走感溢れるストーリーに一気読みでした!不器用な2人がめちゃくちゃ愛おしい!2019/10/06
華那
5
すずの過去の後悔が須賀によって薄れていき 嫌いだった須賀との恋の進展に私も溺れました。
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