スターツ出版文庫<br> 放課後音楽室

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スターツ出版文庫
放課後音楽室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784813703457
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

幼い頃から勉強はトップクラス、ピアノのコンクールでは何度も入賞を果たすなど“絶対優等生”であり続ける高2の理穂子。彼女は、間もなく取り壊しになる旧音楽室で、コンクールに向けピアノの練習を始めることにした。そこへ不意に現れたのが、謎の転校生・相良。自由でしなやかな感性を持つ彼に、自分の旋律を「表面的」と酷評されるも、以来、理穂子の中で何かが変わっていく―。相良が抱える切ない過去、恋が生まれる瑞々しい日々に胸が熱くなる!

著者等紹介

麻沢奏[アサザワカナ]
鹿児島県在住。2011年、イアム名義で『放課後図書室』で第5回日本ケータイ小説大賞特別賞を受賞し書籍化(スターツ出版刊)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

47
これってシリーズなの😆私的には、前に読んだ『図書室』よりコチラの方が好きだなあ💓『人生のすべてが成功だけでできてるわけじゃないでしょ?…頑張ってる理穂ちゃんを、これ以上否定しないでちょうだい』ってお母さんの言葉に胸が熱くなったよ(≧∇≦)』2020/01/01

43
放課後シリーズ三作目の舞台は音楽室。今まで勉強も習い続けて来たピアノも「絶対優等生」だった理穂子の前に現れた転校生・相良。他に誰も使わない旧音楽室で、二人が弾くピアノの音。ぎこちなくも重なり合うその音が、近づいていく二人の距離を表しているようで、読んでいてちょっとどきどきしてしまった。相良に「表面的」だと評された理穂子のピアノの音が、相良と過ごすうちに少しずつ変わっていくのも良かったな。挫折を経験し、そこからまた弾くことの楽しさを知った二人の音を聞いてみたい。ああ、こんな青春を送ってみたかったなあ。2018/01/23

はる

39
現代における子供達が抱えている問題が上手く書かれているように思います。そして、お母さんが終盤に言った恵理チャンをこれ以上否定しないで下さい。って言った事に凄くスッキリしました。顔色をうかがってばかりって表現されていたいたからお母さんも味方じゃないって思ってたけど、そうじゃなくって一安心です。そんな女子高生の悩みや葛藤の中でも、勿論胸キュン要素はちりばめられていても、終盤はキュンキュンさせられっぱなしでした。2020/02/20

たっちゃん

30
「表面的」というのが自分と似ていて共感できる事も多くあったし、私自身に言われている感じもしました。とても良い話でした!面白かったです!前に読んだ「放課後図書館」よりも好きです(⋈◍>◡<◍)。✧♡相良くん、凄い!イイ人!2021/06/23

あゆみ

28
★★★★☆ 「勉強もピアノも、やればやっただけ、ちゃんと自分の身につくし結果にもつながるもの。ただ、その積み重ねが私にとっては苦じゃなかっただけ」「それに、それを自分以外に喜んでくれる人がいて、それがまた自信につながるし」 理穂子のように成績トップを維持するために勉強したりピアノを習っていた学生時代を思い出し、感情移入しながら読了。ただ私はピアノの先生とは折り合いが悪く課題曲を弾かされるのが嫌いで、 自分の音感を頼りに流行の曲やアニソンをどこまで耳コピできるかに力を注いでいた超反抗的な生徒だったな…2018/08/29

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